競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

夏を迎えても競馬への思いは消えず

今日は

最高気温35.8度のなか、実家の地域の夏祭りに行ってきた。

昨年に引き続き、今年も神輿かつぎに参加し、疲労困憊の夜である。

しかし、息子は地域の住民でもないのに山車に乗せてもらい満足していたし、私も普段と違う一日を過ごせて満足だった。

実家に住んでいた頃は(特に高校生以降は)夏祭りの日は正直ゆううつだった。

友達や彼女がいない学生や若者にとって、こういう華やかな日はつらかったりする。

ずっと家にこもっていた。

そして当然のことながら、家でやっていたのはPAT競馬であった。

昔、この時期は夏の新潟・小倉の開幕週だったが、そんなゆううつな気分で勝てるわけもなく、どこにもぶつけようのない憤りが充満していたのを覚えている。

もし25年前の自分にアドバイスができるのなら、彼女を作ろうなんて思わずに、男女6人くらいで祭りに行ってみたらとアドバイスしたい。

それで、他の5人の誰かがカップルになれるようにサポートしてあげなさい。それでも十分に思い出になるからとアドバイスしたいと思う。

ゆううつな気分で競馬をやっても意味ないよ、とも伝えたい。

でも、それは40代の今の状況だから言えることであって、20代の自分では無理であろう。

ダービー以降

競馬を止め続けており、当然ながら今日も競馬をやっていない。

とはいえ、競馬のことを忘れることはない。レース結果は全てチェックしている。

当然オジュウチョウサンが平地初勝利を挙げたことも知っている。

そして、この前本屋で10年ぶりくらいに優駿を買った。

ワグネリアンのダービー振り返り号である。

ただし、まだビニールの封を解いていない。なんかいろんな記事を読んでしまうと心の中に競馬の火が灯ってしまいそうで・・・

悪いことに

神輿かつぎから家に戻ると、父がウイニング競馬を見ていて、ちょうどメインレースの発走だった。

そうしたら聞き覚えのある馬名が耳に入ってきた。

この馬が来たら、ちょっと後悔するかもと思った。

そうしたら4コーナーでスーッといい感じで上がってきた。

しかし直線では先頭に立てそうで立てない。

でも最後はねじ伏せる感じで1着ゴールインした。

ノーブルサターンである。

そして、鞍上は鮫島良太騎手。

何度も勝負したのに、なかなか期待に応えてくれなかった騎手である。

どうも私は鮫島良太という名前を見ると、ブログを書きたくなってしまうようだ。

彼は

2年目の2006年に60勝を挙げているためか、私の中では「買える騎手」というイメージがあり、けっこう応援している騎手だった。

しかし、その後人気を集める割には成績が低迷し、私の馬券にも悪影響を及ぼした。

またテレビで見る限り、他の騎手と比べてなんか不完全燃焼な騎乗が多くて、勝つときも危なっかしいなぁ、馬の力で勝たせてもらったという感じで、もう見切らないといけないと思っていた。

しかし、ヤマニンアンプリメをはじめ、昨年の秋の福島ではメイショウキトラで直線一気のVを決めるなど、鮮やかな騎乗が見られるようになってきた。

今年まだ6勝というのも事実なのだが、追い風が吹いているように見える。

やはり競馬の話題になってしまうと、気持ちが熱くなってしまうのである。

最後に

私が競馬をやめる前、馬券で勝利をつかむためには「非社台」の馬(または厩舎)の取捨選択が決め手になると思っていた。

現在の競馬は社台グループを中心に回っているのは事実だが、大きな馬券を掴むには非社台の馬から狙ったほうが早いともいえる。

今日の場合は、その考えが正しかったと言える。

しかし、一発勝負の場合となると、やはり頼りになるのは社台の馬で、実際にダービーでは頼りになったわけで、競馬というのはつかみどころがない。

こうしてブログを書いている間、暑さも、神輿かつぎの疲れも、仕事での嫌なことも忘れさせてくれる競馬は捨てがたい。なかなか悩ましい。