競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

もう止められなくなった

先ほど

即PATで土曜日分24Rの馬券を買い終えた。

全て、単勝1万円の1点買いである。

平凡な会社員が使う金額としては、おかしいのは重々承知している。

しかし、一度上げてしまったレートを下げるのは極めて困難である。

全部外れたらどうするんだという思いよりも、なんとかして挽回しないといけないという気持ちが完全に勝ってしまっている状況である。

ここ数週の憂鬱を断ち切るには、がっつり勝つしかないんだと覚悟を決めてしまった感じである。

競馬をやめた先にあったのは、結局は競馬だったということである。

 

新潟最終週で、

痛恨のミルファーム丼馬券を取り逃してしまい、もう後ろ髪をひかれながら(といっても私は薄毛なのだが)、競馬をやめるしかないと思っていた。それが、なぜ真逆の状態になってしまっているのかを説明せねばならないだろう。

その理由は2つある。

1.浦和競馬で、競馬の奥深さと楽しさを改めて知る

2.またも、大きなミルファーム馬券を取り逃す

新潟最終週で傷づいた心を癒してくれたのは、久々に足を運んだ浦和競馬場だった。

記憶があるうちにまとめておきたいし、当ブログを読んでくださる皆様に伝えたいことがたくさんあるのだが、今の自分にとっては、2.のほうがあまりにも強烈なので、こちらのことを綴りたいと思う。

 

大きな

ミルファーム馬券とは、先週日曜日の中山最終レース勝ち馬 ギンゴーである。

そして鞍上は、杉原騎手である。

そして単勝配当は、衝撃価格(?)5,350円である。

ギンゴーは私が競馬を止める前から走り続けており、中山1200が最適条件であることはバッチリ頭に入っていた。

しかし、弱気というか、勝手な解釈というか、さすがに今回は来ないだろうというジャッジをしてしまった。

前走の着順は確かに悪い。13着だ。

だが、新潟でのレースだったし、休み明けで中山1200なら立て直してもおかしくない。

そして何より、今自分が気になっているミルファームの馬である。

その証拠に、京成杯オータムハンデでは、ストーミーシーで勝負し、先週土曜日もダイイチターミナルで勝負した。

それなのに、杉原騎手が乗るギンゴーは買えなかった。

私はこのレースは追い込み馬のトロピカルスパートの単勝を1万円買い、猛然と追い込んできたのだが、その遥か3馬身前にギンゴーが悠々と抜け出しているのを見たときは、意識が飛びそうなった。

「また、やってしまった」

土曜日の深夜にチラっとオッズを見たときは、20倍くらいだったが・・・と思いながら最終オッズをみると53.5という衝撃の数字が目に入った。

20倍というオッズを見た時点で、弱気の虫が私の頭の中に発生したのは事実である。

10倍くらいだったら、弱気の虫は出なかったのだろうか・・・

いずれにしても自分の直感を生かせず、最大のリベンジのチャンスを逸してしまった。

それからずっと、自分が招いたこととはいえ、本当に苦しい苦しい1週間だった。

特に連休最終日の月曜日の夜は、寝汗がひどかったし、あろうことか夢精までしてしまった。

自分の脳の中でも、この悔恨をどう処理していいか分からなかったのだろう。

 

そこで

私はいろいろ考えた結果、この精神状態で止めるのは無理だと思った。

そして、とにかくオッズは気にせず、好きな馬(というか、馬券を取り逃したら最も

後悔しそうな馬)の単勝で勝負しようと思った。

オッズを見なくても済むよう、JRA-VAN NEXTを久しぶりに購入し、馬三郎のおためしサービスを使い予想を組み立てていった。

24レースの単勝馬券にはミルファームの馬を2頭、シャウエンとドリュウを入れた。

ギンゴーの単勝配当には到底及ばないと思うが、どちらかでも来てくれればと思う。

そして、阪神メインにはあのヤマニンアンプリメが出走する。

鞍上は鮫島良太騎手である。

当然のことながら、単勝を買ったのは他の馬である。なんとしてでも取りたいレースだ。