競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

今日もいい日にならなかった

残念な

結果がつきつけられた。

なんとか巻き返そうと思ったが、もう金銭的にも、気持ちの面でも限界である。

そりゃぁ、手段を選ばなければ、金は調達できると思う。

しかし、そうなってしまっては自分だけで責任がとれる範囲を超えてしまう。

詰んでしまった。

ひとまず

毎度おなじみながら、即PATの解約とJRA-VANの解約は済ませた。

JRA-VANのアンインストールも完了した。

とりあえずインターネットのお気に入りのページからも競馬関連は削除した。

馬三郎は解約済だ。もう先月の時点でやめた。

とりあえず、今できることは全部やった。

それにしても

今日も金銭面以外にもダメージが大きい敗戦だった。

勝てるチャンスは何度もあったのに、ことごとく気付けなかった。

一番ショックが大きかったのは、きさらぎ賞のコルテジアである。

私は、2戦目の未勝利戦でこの馬を本命にしたのだが、本当にわずかの差の2着で単勝40倍台を取り逃した。

その後、次走で余裕で勝ち上がったのだが、そのときは買わなかった。

その後も気になっていたのだが、買わずじまい。

そして、今回。頭までは無理だろうとロクに検討もせずに見送ってしまった。

最後の望みを託すには、もってこいの馬だったのではなかろうか?

せっかく一発逆転のチャンスが用意されていたにもかかわらず、決められなかったのは本当にショックが大きい。

昨日ウインマイティーを買ったのなら、それを負かしたコルテジアも買えるだろう。

もうこんな失敗ばっかりだ。

追い続ければこない。見切るとドカンとやられる。

自分の頭の中がどんどんグチャグチャになっていく。

こんなことが続くと、競馬だけでなく、普段の生活や仕事までがグチャグチャになってしまうような気がする。というか、既に支障をきたしてしまっている。

仕事をしようとしても意欲がわかない。みんな先送りにしてしまおうと思ってしまう。

家族3人で食事をしていても全然楽しくない。息子が何か話してくれても頭に入ってこない。実は、しつけと称してやつあたりをしてしまうこともしばしばだ。

せっかく妻が用意してくれた食事も味わうことなく、口の中にどんどん入れているだけという感じだ。

以前は皿洗いとかも手伝うように心がけていたが、最近はやる気すら起きない。食事が終わったらパソコンに座って、意味のない競馬の分析をしてばっかりである。

今日だって、ずっとパソコンに向き合いっぱなしで、息子の相手はもっぱら妻である。

昼食も面倒くさくて抜いた。

自分の顔つきも変わったような気がする。鏡を見なくても、なんかすごく険しい顔つきになったような気がする。

もうなんだろう、頭の中ではいろんな情報があって、狙う馬や騎手が思い浮かぶのだが、なんか少しずつずれてしまって、気にはしているんだけど的中がすり抜けていく毎週である。

デムーロとかも昨日のメインはハナ差で負けたくせに、今日は完勝だ。というか昨日の最終レースも完勝だ。

もうあと1レース、辛抱できればよかったのに、それができなかった。本当に無念。

津村もそうだ。この東京開催になってから毎日勝っている。気にはしているんだけど、どうも狙いがずれる。昨年もたくさん買ったんだけど、なかなかうまくいかなかった。

菱田もそうだ。今日も人気薄を2着まで持ってきてくれたが、残念ながら及ばず。

そして他のレースでしっかり1勝した。買えなくて申し訳ない。

その人気薄の2着で前にいたのは、また団野の野郎だ。

せっかく人気薄の馬を見つけても、更に人気薄の馬にやられる。これも本当に堪える。

だから人間ドックで食道に変な隆起物が見つかったんだな。もう死ぬのかな。

話を戻すが、団野とルメールに私の生きる希望を全部奪われたといっても過言ではない。

もう馬柱を見ても、いやな気持ちしか湧いてこないというのが正直な感想である。

そしてスターオブフォースも、残念ながら3着まで。

もうさすがに小倉で続戦は無理だろう。馬は本当によく頑張ってくれたのだが。

この試練を

乗り越えたいと思ったが、もう無理だ。

競馬を止めたくなった。

こんな2月の半ばという中途半端な時期に、こういう決断をするのは本当につらい。

しかし私を含めて家族3人、特にかわいい顔した息子を育てるために、これ以上の借金を作ることはできない。というか既に限界線を超えてしまっている。

私が後悔するだけなら、死ぬまで後悔するしかないし、それで済むなら万々歳である。

私の愚かな行為のせいで、いつも元気でにこにこしている息子につらい思いをさせてはいけない。

私の人生で競馬を抜いてしまったら、人生スカスカといつも書いてきたが、破綻してしまうよりはスカスカの虚しい人生のほうが、まだマシだと思いたい。

270万も無駄打ちするなら、どれだけのことをしてあげられたか。

ものすごいマイナスからの再出発になってしまうが、地道に自分の感情を押し殺して残りの人生を生きていくしかなくなってしまった。

すごく惨めだけど、なんとか息子だけは立派な大人になってもらいたい。それだけ。

借金を全部返済したら

競馬をやる資格はあるだろうが、それはいつのことだろうか。

ブログは続けたいと思っているが、予想はやめる。

私の予想を参考にしてくださっている方には本当に申し訳ないが、こんな状況なのでご容赦いただきたい。

しかし、続けても地獄だし、やめても地獄だろう。

「小林騎手、2年目で大ブレーク!」

「西田騎手、アイビスサマーダッシュ前人未踏の3勝目!」

ミルファーム、悲願の重賞初制覇!」

「クリスタルブラック、直線一気ぶち抜いた!」

「原田騎手とプリンスリターンの絆、今ここに結実!」

というようなニュースを見るたびに、僕の心はどう感じるのだろう。

追いかけきれなかった後悔が、ものすごく襲ってくるんだろうなと思う。

そして心の中では来るな、来るなと願ってしまうんだろうな。

競馬の負けは競馬で、という思いもかなわない。

生きていくって苦しい、と改めて思い知らされた1日だった。

最後に

国分恭介騎手のアスターソードが先頭を駆け抜けた。もう遅いよ。

わずかばかりの餞別だったのかな。