競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

頑張れ!チェリートリトン

土曜競馬は

参戦せず、1日を終えた。

実家に行ったり、理容室に行ったり、昼寝をしたりして過ごした。

しかし、なかなか競馬を断ち切るのは難しいと思った。

毎週通っている整骨院の帰りに実家に足を運んだのが、家に入ったとたん、グリーンチャンネルの画面が目に飛び込んできた。

おいおい、せっかく今日は競馬を忘れて・・・と思ったのに、いきなりカウンターパンチである。

普段であれば、この時間はNHKのBSで連続テレビ小説を1週間まとめて観ているはずなのだが、コロナ禍の影響で、もう既に観た回だからねぇとのこと。

それでも、観るだけならいいやと思って、函館のパドック解説を聞いていたら、どうも聞き覚えのある声だ。

家族3人とも、弥永だよ、と気付いた。

明らかに他のパドック解説者と違うコメントの仕方である。なんか話を聞いているだけで、すごく秘密の厩舎情報を聞いちゃった、みたいな気持ちになるんだよなぁ。

それは昔から変わらない。

昔、弥永氏がホースニュース馬に所属していたころ、ラジオ日本の日曜競馬中継の午前の部を担当しており、その解説がすごくぶっちゃけていたことを、父も母も覚えているのだ。

「惨敗するかもしれないけど、この馬から行っちゃいましょう」的な話し方で、結果はともかく、聴いている人を泥沼にひきずりこむ、その気にさせる解説だった。

私の競馬に関する土台のうち、2割くらいは彼の影響を受けているといってもいいだろう。

それでも

月曜から金曜の仕事でかなり疲れていたので、賭けようという気にはならず、自宅に戻ってから1時間くらい昼寝をして、その後、日曜は理容室にでも行こうと思い、予約の電話をしたところ、今日でも大丈夫ですよとのこと。

さっそく息子と一緒に、理容室に向かった。

我が家の男性陣は(といっても私と息子だけだが)、年に6回理容室を利用することにしている。そして6回目は大晦日と決めている。

私が4,000円で、息子が2,600円、それに消費税が加わるので、計7,260円である。

もっと安いところはあるのだが、私の中では最低限の身だしなみ代だと思っている。

ただコロナ禍で困ったのが、シェービングをしてもらえないことである。

私の雑な髭剃りを、2ヶ月に1回きれいに整備してもらうというのが一番ありがたみを感じている点なのだが、ここ2回はそれがない。

あと悲しいのが、自分の胸元に落ちる髪の毛の量が、だんだん減って来たなと感じることである。若い頃はゴワっと私の胸元にたまったものだが・・・

多くても少なくても、料金は4,000円である。とはいえ今以上に間隔をあけると、もみあげのところが汚らしくなってしまうのだな。やっぱりこのペースで通うしかない。

あと、今「通う」と入力したのだが、一番先に変換されるのは「加用」なんだよな。

このパソコンも完全に競馬に洗脳されてしまったようである。

そして

理容室にも、競馬が待ち伏せしていた。スポニチが置いてあった。

あぁここにも居たかと思ったが、見るだけならと思い、競馬面を開いた。

ふーんと思いながら、馬柱を見ていたが、どうしても1頭気になる馬を見つけた。

阪神12R タガノウィリアムである。

前々走、小牧太騎手の逃げ切りで単勝を決めた馬である。

昇級初戦の前走は2着。負担重量有利の3歳馬で、ここは絶好のねらい目だと思った。

家に帰れば、ちょうど投票に間に合う時間である。

しかしなぁ・・・せめて今日くらいはピシっと賭けない日にしないと。

いろいろ悩んだあげく、理容室を出てから、ちょっと遠回りをして、ミニストップでソフトクリームを食べてから家に帰ることにした。

そして家に着いたのが、16時14分。ちょうど締切時刻である。

レースはグリーンチャンネルで見た。結果は3着。

一旦抜け出したのに差し返されるという、まぁ賭けなくて正解だったレースなのだが、私の中ではすごくモヤモヤする1戦となった。

そのあと、土曜日の結果を確認したのだが、やっぱりというか当然というか日曜の出馬表を確認してしまった。

その結果、どうしても買いたいなという馬を見つけてしまった。

もう隠してもしょうがないので、ずばり書く。

福島8R チェリートリトン(小林凌・小西)

この馬、過去10戦のうち8戦で勝負している馬で、結果は当然全敗である。

なんか脚のつかいどころが難しそうな馬だし、ずっと使い詰めで上がり目はあるのかという不安はあるのだが、別に上がり目がなくても、展開次第ではあっさりまであると見ている。

先行でも差しでも、どちらでも構わないのだが、できることなら向こう正面からまくって4角先頭という競馬を夢見ている。

この馬を今、一番うまく乗りこなせるのは、小林凌騎手であると私は信じている。

私のためにも、そして小林凌騎手の今後のためにも、2着3着ではなく、ここはしっかり決めてほしい。

ほんとうは

競馬をギャンブルとして考えた場合、騎手に思いを託し過ぎるのは、あまりよくないなというのが私の感じていることである。

極端な話、勝負服をまとった重りが乗っかっているくらいに考えた方がいいのかなと思う。

そこまで極端に考えなくても、それくらい無感情な気持ちになったほうが、不愉快な騎乗だ!と行き場のない怒りを抱えることもなくなるし、過剰な思い入れなく冷静な判断ができるのではないかと思う。

とはいえ、関東では西田騎手、岩部騎手には特別な思いがある。

明日はチェリートリトンのほかに、岩部騎手の2鞍と、西田騎手の1鞍、計4つのレースに絞って全力投球である。もはや予想ではなく、一足早い七夕の願い。