競馬をやめた先にある世界

やめた先に待っていたのは、やはり競馬でした。一度ハマったらどうなるのかを綴っていきます。

直線競馬が心の支え

久しぶりに

心穏やかな日曜日の夜を過ごすことができている。

最終レース終了後、私は外へ夕食の買い出しに出た。

息子は田吾作のお弁当。私と妻は和幸のお弁当。他に海老チリとオレンジを頼まれた。

久しぶりに、家族に「今日の夕食は何でもいいぞ」と言えることができた。

それでも総額4,000円ちょっと。プチ贅沢だが幸せな気持ちで過ごすことができた。

私の部屋には

「競馬やめたい」と壁に画びょうで貼っており、妻も息子も、私が競馬をやめようとしていることは知っているのだが、どうせやめられないだろうと思っていたらしく、土曜の最終レースで「これ買っちゃった」とカミングアウトしても、「あっ、そうなの」で終わってしまう始末である。

実は妻も、最近地方競馬に手を出しており、かなり目が慣れてきたようで、私が買った馬番号を言うと、レース中に「あぁこれは厳しいわ」とか言い出すようになった。

それでも土曜の直線競馬でヒロミがグイグイ順位を上げてくると、来るんじゃないと言い出し、最後に前が詰まったときは、2人そろって「アッ」と声が出る始末。

1レースに賭ける額は私と20倍から100倍違うようだが、やはり負けたときにどう接してほしいかという気持ちは分かって来たようで、外れたレース後は何もなかったかのように他の作業に戻っていった。

なので土曜の大井の12レースで、矢野と藤田凌のワンツーで決まったときは、本当に喜んでくれたし、妻もワイドで的中したようだ。妻は地方のほうがパドックをじっくり見れるので分かりやすいと言う。

そして今日も一緒に直線競馬を見た。

内枠ではあったが、私の見込どおりスピードは上位で、どんどん外側に菊沢騎手は進路をとる。なんか途中1頭立ち上がりかけた馬がいたような気がするが、馬券を買っている立場としては、そんなのお構いなしである。

そうこうしているうちに、外ラチ沿いに到達し、2番手まで上がった。前を走るのはレイチェリーのみである。

「あぁ馬連買ってない!」と思う一方で、こうなったら絶対単勝だけでもという思いで「キクザワ!」と競馬場にいるときと同じ感じで声が出てしまった。

4番枠から、外ラチまでかなり距離ロスしたと思うが、なんとかレイチェリーをねじ伏せるような感じで、セルレアが先頭で駆け抜けた。

遠かったゴールにようやくたどり着けたような気がした。

そして単勝32.2倍の確定オッズに妻も驚きつつ「なんかストマックみたいだったよ」と妻に言われてしまった。

馬連のオッズを見て、ものすごい後悔の念が湧いてきたのも確かだが、まぁでも今の自分としては単勝を当てただけでも、ものすごい快挙である。馬連も当てられるくらいなら、こんなに苦しい思いはしていないはずだ。

と同時に、もし馬連を買わずに単勝だけの勝負だったら、果たしてセルレアを買えたかな?というのが正直なところだ。

やっぱり最悪2着でも・・・という心のゆとりというか、いやゆとりでもないな、いい意味での心の緩みがあったから、踏み出せたのかなとも思う。

そう思うと、今までの経験や試行錯誤、そして多くの方が何度も何度もコメントしてくださった「単勝だけでなく他の券種も・・・」というアドバイスがあってこその的中だったのかなとも思う。

西田騎手は今日も18着だったが、やってみないと分からないのが直線競馬という思いは忘れないでおきたい。

こうして

昨夏同様、この夏も直線競馬に救われた感がある。

しかし一方で、直線競馬のみ!と思っていても、思いを貫けずに他のレースも買ってしまうという根本の問題は解決できていない。

こんなんでは、今回の儲けも来週にはなくなりかねない。今までも遠い未来には起こるかもしれないと思っていたことが、翌週に現実になってしまったというのも数知れずである。

10万勝つと、そのあと20万(もしくはそれ以上)負けると、私の履歴書には何度も何度も刻まれている。

ピリオドを打つためにどうするべきか、今の自分にできることはなにか。喜びと同時に目を伏せてきた課題にも立ち向かわないといけないが、今日はここまでとする。

明日は5時起き。また慌ただしい1週間がやってくる。