競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

七夕の夜

願いが

通じた。

日曜競馬は朝から13連敗を喫し、もう全敗を覚悟していた。

しかも、来るんじゃやないかと気になったけど買えなかった馬(※)に勝たれてしまったりして、もうレース結果をひとつ見るたびにどんどん気持ちは暗くなっていった。

(※具体的には、中京1R・スワーヴエドワード、中京3R・セツメンノトビウオ)

いくら気持ちでは頑張ろうと思っても、所詮は他の人がやることだし、やっぱり無理なのかなと思っていた。

自分にとって

本日14レース目の勝負も、4角回って12番手。終わったなと思った。

しかし、4角でインを回った甲斐があり、他馬が大外を回した分、ぐんと順位が上がった。直線に入っても馬群の中から出てこれないものの手ごたえはいい。

ひょっとして、ひょっとしてと思ったら、最後の100メートルで思いっきり勢いよく突き抜けた。実況アナウンサーも驚いたような感じだった。

武豊騎手騎乗の、ムーンチャイムが突き抜けた。私は、必ず1レース開始前にすべての投票を完了してしまうし、レース結果をみるまでオッズを見ないようにしている。

あと馬三郎をネットで見られるようにしているのだが、予想印も見ない。

なので的中したあとは、いくら配当がつくのだろうかというドキドキの瞬間がやってくる。

すると衝撃の2,810円という驚きの高配当となった。

馬体重の増減を見なかったことがよかったのかなと思う。

きゅう舎コメントで馬体が大きくなっていい感じというコメントがあったのだが、プラス28キロはさすがに心配になるというものだ。

知らなかったことが幸いとなることもある。

ところで

私はなぜムーンチャイムを買ったのか。

結論としては、土曜日の2つのハナ差負けから生まれた馬券なのかなと思う。

まずは武豊騎手。

土曜日の函館2R、私は丹内騎手のアルファムーンの単勝で勝負していた。

丹内騎手はハナを奪い、直線も最後まで抵抗したが、最後はハナ差で武豊騎手騎乗のジューンバラードに差し切られた。

土日最初の勝負レースでハナ差負けをくらってしまっただけに、イヤな気持ちにはなったものの、丹内騎手は万全に乗ってくれたし、丹内×武豊でどちらも万全な騎乗をしたら、やっぱり武豊だよなぁと、私も渋々ながら納得せざるを得なかった。

同じく土曜日の函館11R、私は四位騎手のカリビアンゴールドの単勝で勝負していた。

四位騎手は3コーナーから徐々に進出し、ゴール前で一瞬抜け出したが、もっと後ろに待機していたルメールのサトノガーネットにハナ差やられた。

これも、あぁもう!と声が出てしまったが、四位騎手は勝つための最善の騎乗をしてくれたと思ったし、ルメールが1枚上だったよなと、自分の中で割り切ることができていた。

そして日曜日

丹内騎手分の損失補てんは、武豊騎手にしてもらうしかないと思いながら馬柱を見ていて気になったのが、ムーンチャイムである。

リビアンゴールドと同じ、ゴドルフィンが馬主ということで、非常に気になった。

そして千田きゅう舎も私の中では応援しているきゅう舎の一つで、コメントも前向きだったので勝負したというのが経緯である。

こんなにうまくいく話は滅多になく、同じようなケースで失敗例も多々あるのだが、何はともあれ土曜日の悔しさというか無念というか怨念が、こういう形で実ったので、安堵な気持ちでいっぱいなのである。

一方

福島からも、私にとってビッグニュースが飛び込んできた。

菊沢一樹騎手のミッキースワローが、七夕賞を制覇した。

3角からの外をまくって、4角先頭。

浦和競馬の必勝パターンみたいな乗り方で、直線でもやや脚色が衰えそうになりつつも、後続の追撃を抑えて、菊沢騎手にとっての重賞初Vとなった。

私の中でも七夕賞は楽しみな重賞ではあるものの、なかなか馬券的には相性が悪かったが、初めてこんな会心の的中を決めることができた。

先週のラジオNIKKEI賞でも、菊沢騎手のインテンスライトを狙ったこともあり、ここはクリノヤマトノオーと迷ったが、内枠がほしいのに大外になってしまったクリノヤマトノオーは小倉記念で狙うこととして、2週連続の菊沢勝負を選択した。

本当にスムーズな、馬の力を信じて、力でねじ伏せたような騎乗だった。

レーシングビュアーを見ながら、3角から私は大きな声を出してしまった。4角で先頭に立ったときには、そのままそのままと何度も声を出してしまった。

生中継でもないのに、これだけ興奮してしまうのは私でも珍しい。

やっぱり鞍上が菊沢騎手なだけに、最後まで不安だったというのが正直な感想だ。

と同時に、これが決まれば今週の勝利が確定だという喜びもあったと思う。

木幡一族より先に、初重賞制覇を決めてくれて本当によかった。

菊沢騎手はプレゼンターの高畑充希さんと一緒に記念写真を撮ることができたのだろうか。嬉しいだろうな、きっと。

どうも、アイドルやかわいい人がプレゼンターとして来場するときは、なんかみんな仕掛けが早くなってまくり合戦になることが多いのは気のせいだろうか。

しかし、それにしても今週も木幡一族の勢いは止まらない。

でも買うと来ねぇしなぁ・・・

来週以降もしっかり自分の意志を貫いて、的中を積み重ねていきたいものである。