競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

1勝35敗、これが現実

想定以上の

悪い結果が出てしまった。

日曜競馬は全敗で、土曜とあわせて22万5千円の敗北。

来週に向けての資金調達が難しくなってしまった。

そして気持ちの上でのダメージも大きくて、もうどうしようといった感じである。

終わってみると

まぁ負けるべくして負けたといった感じである。

奇跡的な一発でもなければ、ドブに金を捨てるような馬券になってしまった。

自分の気持ち的には、前に行く馬の馬券を買いたいという思いはあるのだが、いざレースとなると私が買った馬は後方の、いかにも「勝てないな」というポジションになってしまっている。

潜在的に前に行く馬を買うのが怖いというか、どうしても高めの馬券を狙うと強い馬がハイペースに巻き込まれてつぶれるのを願うという、歪んだ馬券になってしまうんだな。

こうやって毎週反省するのだけれど、結局また同じ反省をする羽目になってしまう。

どんどん自分が嫌いになる。自分のことを傷つけたくなる。本気で死ぬつもりはないけど、なんか死んじゃったほうがいいのかな、死ぬまでこういうことを繰り返すのなら、いっそのこと、と思ってしまう。

そうすれば、私に対して批判的なコメントをくれる人も喜ぶだろうし。

実は

今日の東京1Rで、あぁ今日も勝てないなと思ってしまった。

初ダートのダイチヴィットを買えなかった。

しかも鞍上は、土曜の東京1Rで勝負するも、惜しくも敗れた江田照。

なんで「もう1回踏ん張れなかったかな、自分!」と思う。

そもそも、ダイチヴィットの存在にすら気付いていなかったというのが自分にとってはすごいショック。

このブログでバカみたいに、初ダート、初ダートと言い続けているのに。

過去の反省やこれまで培ってきた教訓を生かす絶好のチャンスだったのになぁと思う。

このレースでは、ゴドルフィンのキンバリープロセスが気になってしまって、これを見送ったのは正解なんだけど、自分にとっては盲点になってしまった。

土曜の1Rは江田照を買ったのに、日曜の1Rでは買えずに勝たれる。

焦りというか、せっかちというか、見えてないというか、余裕がないというか、遊び心がないというか。

このレースでは1円も損しているわけではないのに、「あぁ負けてしまった、見落としてしまった、勝てるレースを取り損ねてしまった」と完全に負けた気分になってしまった。

負けた気分に

さらに追い打ちをかけたのが、小倉4R・スターオブフォースの2着である。

前回13番人気でも勝負し、2着した馬。

今回こそと再度勝負したが、ハナ差届かなかった。

出遅れて、道中手綱押し通し、そして直線を向いても行き場なし。

あぁ終わったなと思ったが、それでもスターオブフォースは諦めず、懸命に前に迫る。

そしてゴールの時点では、届いたか?と思ったが・・・

残念乍らの結果になってしまった。

このブログをよく見て下さっている方なら、うすうす承知していると思うが、私はなんとか小林凌大騎手に頑張ってほしいと思っている。

それで少しでもチャンスがある馬と思えば、勝負するようにしているのだが・・・

本当にあと一歩だと思うんだけど、小林騎手も気持ち的にとても苦しいとは思うんだけど、僕の今の正直な気持ちは「ドブに金を捨てている」という思いである。

デビューのときよりは全然よくなっていると思う。

でも僕は、スタートを見るたびに、この騎手は本当に3キロ減で乗っているのだろうかと、いつも不思議に思う。

この前の2Rのダート1000メートル戦でも、なんか他の減量騎手なら(あの団野とかでも)押せばハナを奪えるんじゃないかなと思うときでも、彼だと、なぜか前に行けない。

でもそれでも今日は2番手につけることはできた。週を追うごとに上達しているのは、すごく伝わってくる。

ただなかなか勝利に手が届かない。そしてまた1枚ドブに流れていく。

来週こそはと思うんだけど、なんか彼の減量特典が終わるまでこれが延々と続いたらと思うと、すごく怖くなってしまうのだ。

と同時に私が見切った瞬間に、彼が1着でゴールを駆け抜ける姿も想像できたりして、それを思うとさらに怖くなってしまうのだ。

まさに「ニッチモサッチモ」という状態になってしまった。

南関東にもこの名前の馬がいるんだよな・・・)

1万円札をドブに流し続けるか、いつ来るかいつ来るかと恐れ続けるか、そして追い続けられなかった後悔を抱えて生き続けるか・・・

悪いところに足を踏み込んでしまったなと思う。

そう思うと、一番の失敗は1人の騎手に固執しすぎてしまったことなのかな。

固執してもいいんだけど、そこには何かしらの根拠だったり、うまくいかなくてもその過ちを引き受けられる覚悟が必要なのかなと思う。

ろくな覚悟もせずに、軽い気持ちで小林騎手を追いかけようと思ったのが一番の過ちだったか。

もう

精神面だけでなく資金面でも限界が近づいてきている。

なんか仕事にも集中できないというか、人生そのものにも集中できない感じになってきた。

当てよう、勝とうという気持ちとかはなくなってきて、とにかく賭けようという気持ちしかないというのが今の状態だ。

JRAの資金を確保するために、まずはTCKで少し儲けないと・・・というような気持ちである。

あれ、でもそういえば・・・

そうしてさらに高知競馬で30,000円やられてしまった。

1勝38敗、21戦ストレート負け。目を背けたくなることばっかりだ。

こんなんじゃ、明日の仕事も、家族のことを考えることも、自分の体調も、未来のことも何も考える気が起こらない。あぁもう最悪!

そして寝るのも怖い。

大きく負けた夜は、夜中に何度も目が覚める。1時間に1回くらい目が覚める。

そのたびに、なんでこんなに負けてしまったんだろうと後悔しながら苦しい夜を過ごすことになる。

そしてなぜか夢精をしてしまうこともある。

あまりに苦痛なので、少しでも気持ちよくなるようにと、身体が自発的に何かしてくれているのかもしれない。

一番地獄なのが、起きる直前だ。

まだ全く気持ちの整理がついていないのに、仕事に向かわなければいけないこの憂鬱さ。

休みを楽しく過ごした人であっても、ちょっと憂鬱であろうに、この時間帯が一番精神を痛めつけられる。

もうこんな思いはしないように・・・と毎週固く誓うのだが、どんどん状況はわるくなっていく一方である。

私だけではなく、家族の雰囲気もだんだん悪くなっていく感じがする。

存在はしているけど、心は上の空といった感じだもんな。妻や息子に申し訳ないとは思うが、この2人を養うことも結構なプレッシャーなんだ。

息子も日を追うごとに大きくなっていく。こうして精神的に追い詰められてくると、成長という喜ばしいことも、なんかすごいプレッシャーに感じられてくる。

学費とかどうすればいいんだろうとも思うし、これからちゃんと育ってくれるんだろうか、いじめられたり、大きな病気をしたり、変なクスリに手をだしてしまったりしないだろうかと思う。

なんとか結婚する頃までは見届けたいのだが・・・

私の息子だし、気持ち的に行き詰まることもあるだろう。そんなときに競馬に手を出してしまったらと思うと、いたたまれない気持ちになる。

せめて私がいい見本になって、ちゃんと普段の生活と仕事と競馬のバランスを取れるように伝えたかったのだが、残念ながら力及ばずということになりそうだ。