競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

反省山積み、まだ勝てる資格なしを痛感

結局

土日トータルで34,000円の敗北という事実が残った。

途中まで勝っていても、逃げ切れない。プロ野球で言えばBクラスチームの典型的な負けパターンになってしまった。

最後のとどめが差せなかった、というのが悔やまれる。

日曜競馬で

私が一番悔いているのは、京都の障害未勝利戦で、障害2戦目の上積みが見込めるピッツバーグを買い目に入れなかったことである。

このレースは、いろいろな個人的な事情があって、ピースプレイヤーを切ることができなかった自分の心の弱さを責めたい。

ピースプレイヤーと私の歪んだ関係を知りたい方は、こちらの記事を

lifespring.hatenablog.com

障害2戦目は、一番変わり身が見込める(しかも、いい方向への)だけに、ここは歪んだ関係を断ち切ってでも、ピッツバーグに行かなければならなかった。

ピースプレイヤーが出走していなければ、間違いなくピッツバーグを買ったと思うのだが・・・このタイミングの悪さというのも、歪んだ関係であることの証である。

どうやって、この歪んだ関係を修復するか。悩みの種がまた増えた。

もうこれは未来の自分に、ツケを回すしかない。

あと

自分でも、言行不一致極まれりということで呆れてしまうのが、京都の3歳1勝クラスの馬券である。

なんだろうな、買ってもいいことないよ!と頭では分かっているんだけど、どうしてもアインブライト、ラブイズブーシェ、ライトオンキューの鮮やかなゴール前のシーンが頭に浮かんでしまって(しかも、的中したわけでもないのにだよ)、もしかしたら今日こそは・・・と、どうしても1票(いや、100票)投じてしまうのだ。

これはどう見ても病気である。もはや歪んだ関係を超越してしまっている。

lifespring.hatenablog.com

1つの不的中なのに、心へのダメージが半端ないのだ。古川騎手で外すと。

とは言っても、また来週も同じことを繰り返してしまいそうな気がしてならなくて、実に憂鬱な気持ちになる。

これも、未来の自分に解決を委ねるしかない。

ただ選択肢は2つしかなくて、1つは「だめ、ゼッタイ」と徹底的に馬券を買わないことにするか、あとは逆に、絶対に古川騎手で単勝を当てたい!と心の底から願うように気持ちをチェンジして、徹底応援主義で、ちょっとでも希望があれば買い続けるか。

どちらもいばらの道になることは必至だが、自分で綴っていて気がついたのだが、この難問を克服するには「徹底」することが、大事なのかなと思った。

今までの人生を思うと

うまくいったときというのは、やろうと思ったことを徹底できたときなのかなと思う。

人生で35年以上、彼女ができなかった私が、東北に住んでいた今の妻をデートに誘ったときのこと。

とにかく楽しい思いをして帰ってもらいたいと、デートの数日前に行く予定だった場所を全て自分の足で下見したことがあった。

別な女性とのデートで、うまく目的地にエスコートできずに、雨の中悲しい思いをしたことがあって、同じ失敗は繰り返したくなかった。

神楽坂でのランチと散策、東京ドームでのコンサート、そして東京駅からの最終の新幹線に彼女が乗り遅れないために、しっかりルートを頭に入れた。

融通がきかない、臨機応変が苦手な男のカッコ悪い作業である。

それでも準備の甲斐あって、当日は特に迷うこともなく、自分も楽しみながら、東京駅の新幹線ホームに辿り着くことができた。

そして、彼女が楽しい気持ちで帰れるように私が用意したのが、グランクラスの指定券だった。

帰りの交通費は私持ちということは伝えてあり、最初は普通車でいいかなと思ったが、翌日は平日である。そう考えると、自然にグランクラスを選択していた。

後から妻に聞くと、新幹線の中で涙が出てしまうほど、最高に嬉しかったそうである。

他に、資格試験においても、仕事においても、徹底主義で乗り切った思い出が複数ある。

もちろん

最近の競馬でも、少しずついい結果が出せている。

先週の大根田きゅう舎、土曜日の林きゅう舎を徹底的に狙うというのも、一応の成果が出た。

こっちは買ったけど、あっちは買っていなかったというようなチグハグ馬券は本当に減らしたい。

まだ事前に気付いて、こっちは買ったけど、あっちは買えなかった・・・なら、まだ許せるんだけど、ゴールしてから気付いたときのシマッタ感は味わいたくない。

ただ競馬は、要素が膨大だ。徹底しようと思っても・・・

来週「騎手の狙いは徹底できたけど、そこにこだわりすぎて初ダートの馬を見逃してしまいました」

再来週「初ダートの馬を徹底マークしたけど、前走初ダートで買った馬がダート2走目で一変してしまいました」

3週後「馬柱は気を付けて目を通したんだけど、きゅう舎コメントをよく読んでなかったな。あれ、調教もバッチリじゃん。見てたら絶対買ったよ」

4週後「調教や過去走やコメントを全部読んで、自信を持って勝負したけど、最後の直線でドン詰まりだよ、この××野郎!」

5週後・・・また同じことの繰り返し。

もちろん当日の馬の状態なんて、全くわからないし、即PATで購入ボタンを押した瞬間にハズレ確定というのも相当あるんだろうなということも最近少しずつ分かってきた。

競馬で勝つというのは、本当に困難極まれり。

それでも

昨年のダービーウィークは的中1の惨敗だったが、今年は的中4の惜敗で終えられた。

反省点は山積みだが、本当にひどいときは何が悪かったのかも分からない状況だったのに比べると、ハズレ馬券でも、全然OKなハズレと、考え方を改めればよいハズレと、悩ましいハズレに仕分けすることができている。

目黒記念が終わって、いよいよ来週からは夏競馬。

2歳新馬戦も始まるし、新種牡馬の産駒の見極めも重要だ。あとは3歳馬と古馬との力関係についても、最後はケースバイケースになるのだろうが、自分の中での認識は徹底させておく必要がある。

一方で3歳未勝利戦については、今まで培ってきた情報も大事な一方で、春季競馬とは違う狙い方も必要である。

グレースゼット、エイシンヨッシー、カシノブレンド、マンノグランプリのような気持ちのよい的中を決められるよう、自分の心と勘を鍛え続けるのみである。

そして夏の終わりに、馬券的にも人間的にも一回り成長したと思えるようになりたい。

負けたけど明日への力がわいてくる、ダービーウィークの競馬だった。

これから夕食である。今日はセブンイレブンの麻婆豆腐丼である。