競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

JRA電話・インターネット投票 利用停止とは

日曜日の

最終レースが終わり、もう本当に競馬をやめたいと思ったとき・・・

電話・インターネット投票の解約はするものの、次の週にはまた申し込みをしてしまう。

そんなときに、もう一歩踏み込んだ方法として「本人申請による利用停止」という手段がある。

この手段をとると、自分が持っている口座のJRA電話・インターネット投票が利用停止扱いとなり、投票することができないと同時に、一定期間は利用停止の解除もできなくなる。

競馬が大好きな人間にとって、本当に辛い選択肢ではあるが、自分の意志だけではどうしても競馬をやめられない場合、もうこれ以上惨めな思いをしたくないと思ったとき、こういった方法があることを知っていただければと思う。

もちろん、コロナ禍が明けて競馬場やウインズが全面開放されれば、あまり意味をなさないかもしれないが、私の事例を綴ってみたいと思う。

日曜日の最終レースを終えてから、足掛け4日で必要書類を投函まで済ませることができ、翌週から晴れて投票できなくなった。

STEP1.日曜日

日曜日のうちにまず済ませておきたいのが、自分が持っている銀行口座(特にネットバンキングが使える状況にある銀行口座)に対する即PATの申し込みである。

私の場合

・A銀行(即PAT利用・ネットバンキング利用)

・B銀行(即PAT契約なし・ネットバンキング利用)

・C銀行(即PAT契約なし・ネットバンキング契約なし)

と3行の口座を持っているので、取り急ぎB銀行に対する即PATの申し込みを行った。

利用停止をしたいのに、なぜ即PATの申し込みをするのかというと、利用停止は加入者番号をベースに行うので、まずは即PATに加入して加入者番号をゲットしなければいけないためである。

これを馬券発売時間中(地方競馬含む)に行うのが、申請への第一歩となる。

加入者番号を取得できれば、PATサービスセンターへの電話連絡となるが、当記事記載時点では、日曜日の受付時間は17時までとなっているので、最終レース確定後からだとちょっと時間的には厳しいかと思う。

翌日に電話できるよう、下記の情報をメモしておいた。

・PATサービスセンターの電話番号(最新の番号は「PATサービスセンター」で検索)

・上記例であれば、A銀行とB銀行の加入者番号、口座番号(あと念のため支店名)

本当に徹底的にやるのであれば、即PATが使える銀行すべてに口座を開き、即PATの申し込みをして、まとめて利用停止手続きをすればよいのだが、とりあえずはすぐ申し込みできてしまう銀行分だけ対策することにした。

STEP2.月曜日

一晩過ぎて、やっぱりやめようという気持ちが残っていれば、PATサービスセンターに電話あるのみ。平日の受付開始は10時である。

私がネットで検索したページでは、利用停止を慰留されるようなことが書いてあったのだが、今回の手続きではまったくそんなことはなかった。推測だが、1人お客を失うのは惜しいが、無理に競馬を続けて変な事件を起こされるよりはよかろうという判断があるのかなと思ったり。

なので安心してオペレーターに「即PATの利用停止をしたい」と伝えればよい。

そうすると担当の方に電話が回るのだが、ここでひとつ関門があって、待受けが関東GIの本馬場入場曲なのである。

私はGIレースにそんなに執着していないので大丈夫だったのだが、この曲を不意打ちで聞かされると、けっこう心がぐらつくなと思った。さすがJRAだなと思った。

それでも30秒近く耐えると、担当の方につながり、ここからは聞かれたことに答えるのみである。今回の例で言えば2口座分の登録情報が確認できれば、2口座分の申込書が自宅に郵送される。

STEP3.火曜日

家に帰ると、ポストに封書が届いていた。

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このような黄色っぽい封筒が届くのだが、家族に見られるのはちょっと・・・ということであれば、無地の封筒で送ってもらうのも可能なようだ。

そして中には説明書類とともに、利用停止したい口座分の利用停止申請書が入っているので、1口座分ずつ慎重に記載していく。

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あとは注意事項をよく読んでおきたい。効力は未来永劫ではなく、即PATでは4年で解約となり、利用停止も解除されてしまうとのことである。

記入が終わったら返信用封筒に入れて、切手を貼って投函する。

2020年8月時点の郵便料金だと、A4同封物が3枚以内なら25g以下の84円でOKだろう。

ちなみに25gを超えると94円。

STEP4.水曜日

ついに投函である。ただここまで来てしまうと、もうあきらめというかなんというか、納得はしていないんだけど覚悟はできたような感じで、意外とあっさりした気持ちで投函するに至った。

私の場合、木曜に届いたのか金曜に届いたのか定かではないが、さっそく土曜日から投票できないようになっていた。

こうして思い立った翌週から利用停止することができた。これで完璧にやめられるとは言えないが、一旦自分の心と身体をクールダウンさせて、悪い流れを断ち切ることはできると思う。

あとは1週、2週、3週とやらなかった実績を積み上げていくこと。これが難しいのは重々分かっているのだが。