月曜競馬は
全レース単勝1点買いの100円競馬にトライしてみた。
結果として、購入2,400円→払戻1,870円で、530円のマイナスとなった。
中京で3つ的中できて、まぁ仕方ないよねレベルの負けで終えた。
なんともなんとも複雑な気持ちな、3連休最終日の夜である。
昨晩の
時点で資金は2,400円。月曜のレースを迎えるまでにいろいろな心の葛藤があった。
なんとか勝負したい気持ちと、100円じゃやっても仕方ねぇよという気持ちと、なんでこんな状況を作ってしまったんだろうという気持ちと、もうゴチャゴチャ。
とりあえず日曜の夜は、息子が一緒に寝ようと甘えてくるので、とりあえず寝てしまって、朝起きたら考えようと思った。
でも、寝苦しい夜だったし、変な夢も見た。
振込依頼書を銀行に持って行ってお金を払おうとしたら、手数料が思っていた金額より高くて、それでもとにかく払って銀行を出た。
店を出て気付いたら、郵便局で払えばもっと安い手数料だったのに、銀行で払ったがために手数料が高かったのかと分かり、すごくがっかりした夢。
大晦日のかき揚げのことをブログに書いたので、いやな記憶が蘇って、夢に出てしまったのかな。
結局
朝6時半に起きて、競馬の予想にすることにした。ゴミ出ししたり洗顔をしたりしているうちに7時を過ぎる。
あんまり時間がないとは思ったが、なんでしょうね、単勝だけと考えると結構スッキリとした気持ちでサクサクと予想が進んだ。
とにかく自分の気持ちを、素直に馬券化したい。
いわゆる「変な常識」に流されて、買いたくもない馬を買うようなことだけはしたくない、そこだけに気をつけて予想することにした。
複勝のことも、馬連のことも、3連単のことも、気にしなくていい予想。とにかく1着に来る馬のことだけを考えればいいので、とても清々しく予想できた気がする。
1レース100円のために、休日も早起きして、しかもJRA-VAN NEXTまで使っての予想。
もうなんでしょうね、これがギャンブル障害の終着駅?
1万円勝負で的中したときの輝いている自分と比べると、今の自分って何なのと思う。
存在意義が分からなくなる。
でも、やっぱり分析に没頭すると、1万円賭けているときと同じくらい集中するし、あとは100円の気楽さか、かなり攻めの予想ができたような気がした。
終わってみれば「気がした」だけだったが。
そして9時前に予想を終え、9時に家を出て、ゆうちょ銀行のATMに行き、妻からもらった2,400円を預けて、家に戻り、投票まで済ませた。
3連休前の金曜日の夜には、96,000円入金したのだが・・・月曜の朝にこんなことになっているとは全く思わなかったな。
そして
月曜のレースが始まった。
意外だったのは、100円なのに負けた時ってやっぱり悔しい気持ちになることだった。
中京1Rのハイラブサンケイ、3角から4角でも完全に踏み遅れているし、直線に向いてからもどこまで外に出せば気が済むんですかという、超イライラする乗り方。
そして最後物凄い脚で3着突入、内枠があだになった気もするが、本当にチッという感じ。
国分優作騎手に、そんな巧みに馬群を捌くことを期待するのが間違っているんだけど。
そういう感情って、金額の大小とか関係ないんだなと思った。
それでも、団野騎手の今年初勝利(ロングトレーン)的中できたのは嬉しかったな。
展開に恵まれたというのはあるが、直線大外を豪快に伸びてきたのは見事。
ただ、その喜びもつかの間、中京7Rのタガノブディーノは、悔しい馬券だった。
国分恭介騎手が、大外に持ち出してグイグイ追い込んで、これももらったと思ったが、わずかに及ばずの2着。
まぁ国分恭介騎手の単勝を買う時点で、セオリー無視も甚だしいんだけど。
それで競り負けたのが福永騎手とか、リーディング上位騎手ならあきらめもつくんだけど、よりによって・・・これで悔しさ倍増。100円なのに本当に悔しかった。
それでも、中京9Rのドウドウキリシマで、もう1つ的中を積み上げることができて、今の自分にとっては上出来かなという結果に終わった。
100円競馬って
正直どうなのかなと思ったが、ちょっと思っていたのと、いい意味で違った。
これ、圧勝した時とかは猛烈に後悔するのかもしれないけど、100円でも結構熱くなれるものなんだな、思っていたよりは楽しいものだなと感じた。
4円パチンコをやっていたとき、1円パチンコで遊戯している人を見て、こんなの楽しいのかなと正直、上から目線だったのだが、少し気持ちが分かった気がした。
きっと、そのうち虚しさを感じたりするときもやってくるだろうと思うが、少なくとも今度の週末は、また100円競馬でもいいかなという気持ちである。
そもそも今の私の立場では、競馬をやるのもおこがましいし、来週からは3場開催なので、もう少しお金が必要である。
100円馬券だって、全72レース外れれば7,200円のマイナスである。100円だって油断できない。
あと心強かったのは、私以外にも100円でやってますよというコメントを下さる方がいたことだ。
まぁ考え方を変えれば、100円勝負でJRAを使い倒して、存分に楽しんでやろうという方向性も悪くないなと思う。
2019年なんて、1,728万円も馬券に投入したんだ。単純計算でJRAに172.8万円お金が入ったことになる。
もし100円馬券を1年間やり続けたら、馬券の投入額は35万程度。JRAには3.5万しかお金が入らない。
もっと僕を気持ちよく遊ばせてくれれば、毎年172.8万お金が入って来たのに、JRAも客のあしらい方が下手だなと思う。
自分の馬券下手を、客のあしらい方が下手だと責任転嫁するのかと呆れる人もいるかもしれないが、私に言わせれば、JRAはオグリキャップの頃(1990年代前半)にファンになった世代の気持ちを、きちんと掴めているのかなと思う。
まだ、あの頃はジャパンカップでも日本馬が外国馬になかなか勝てないでいた時代。
なんとか打倒外国馬を目指して、トウカイテイオーで岡部騎手が、レガシーワールドで河内騎手が、マーベラスクラウンで南井騎手が、なんとかジャパンカップで勝てるようになった。
そして馬だけでなく騎手も、武豊騎手をはじめ、柴田善騎手、蛯名騎手、田中勝春騎手、四位騎手らが活躍し、地方からも安藤勝騎手、小牧騎手、岩田騎手、内田騎手らがやってきた時代にこの世代は競馬を覚えた。
当時はレース展開もバラエティーに富んでいた。大逃げもあったし、直線一気もよく決まった。馬場だって芝のハゲ具合で、素人でもある程度把握できたものである。
しかし行き過ぎた国際化で、この世代が培ってきたノウハウというか価値観は打ち砕かれた気がする。
華やかに活躍してきた騎手は、外国人騎手にそのポジションを奪われた。私の個人的見解では、マイケル・ロバーツ騎手の頃までは、適度な刺激という感じだったが、ペリエ騎手の頃からは、今までの日本競馬の良さを国際化という大義名分で思いっきりぶちこわされた気がするのだ。
それによって今まで活躍してきた騎手がグッと成績を落とし、若い騎手は乗る事すらままならなくなって、結果的に育たなくて、地方競馬からJRAへというドリームストーリーも、今ではすっかりドリームではなくなってしまった。
降着制度だって、私が競馬を覚えたころは、進路妨害したら加害馬は被害馬の下の着順という明快な制度だったのに、なんだか今はこれまた国際化で、なんだかよく分からない制度になってしまった。
国際化もいいんだけど、JRAには、もう少し賭け手の思考回路とか気持ちとかを考えてほしかったと思う。せっかく培ってきた競馬観がぶち壊された感じ。
そういう意味で、客のあしらい方が下手だと言わせてもらった。
土日大敗で悔しくて仕方ない、負け犬おやじの遠吠えということで。
明日からまた仕事、しかも5時起きだ。でも3日間これだけ楽しんだんだ、今度は自分が頑張る番。