競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

勝利からは喜びを敗北からは学びを、それがギャンブル

結局

土曜競馬は、32,000円の敗北に終わった。

やっぱり終わってみれば、小倉3Rのカネトシバレンシア(単払730円)を失した分の負け。ドローには持ち込めた試合を落としてしまった感じだ。

負けたときはいろいろな感情が湧き上がってくる。

まずは福島から振り返りましょうか。

賭ける側も乗る側もどっちもどっちだと思ったが、1R・嶋田騎手のハロースクロール。

先週、アサマノイタズラで不甲斐ない騎乗を見せた嶋田騎手の奮起を期待しての馬券だったが、見せ場のかけらもない7着だった。

私の見立ても甘いし、勝つ気が伝わってこない騎乗にもがっかり。

「馬がその気にならなければ、いくら騎手が頑張っても・・・」という声が聞こえてきそうだが、勝つぞという姿勢だけでも見せてほしいんですよ。

ポジションを取りに行こうともしない、早めに仕掛けることもない、内でジッとしているだけ。

ルメール騎手や武豊騎手のような誰しもが技術を認める騎手、あるいは後述する関西のあるベテラン騎手であれば、僕も納得する。あるいはせざるを得ない。

でも今頑張らなかったら、いつ頑張るんですか。ローカル開催の夏競馬で稼がなかったら、いつ稼ぐんですか?っていう感じ。

サノノカガヤキのような自爆逃げまでしろとは言わないけれど、もう少し賭けた人の思いを汲み取るような騎乗をみせてほしかったなと思う。

でも一番悪いのは、そんな馬と騎手と陣営のコンビを選んでしまった自分。

一方で気持ちよく逃げすぎて失速してしまったのは、12R・木幡巧騎手のアップリバー。

横綱相撲的な競馬をしてしまって、最後はいっぱいになっての3着。

でも、これはこれでいいのだと思う。今日の鞍上は2勝2着1回で調子に乗りすぎた感もなくはない騎乗だったが、賭ける側としてはまぁ仕方ないよねという感じ。

気持ちのよい敗戦とまでは言わないけれど、明日以降に尾を引かない不的中だった。

次に函館。こちらは、まぁこんなものでしょうという感じ。

3R・横山武騎手のウインカンターレは、直線うまく抜け出してやったかと思ったが、残念ながら差し馬の末脚に屈しての2着。

12R・ルメール騎手のレッドヴェロシティは、出遅れを道中うまくカバーしてさすがだなと思ったが、残念ながら差し馬の末脚に屈しての2着。

その差し馬は、いずれも大野騎手の手綱。そうなると、なんだよ大野!と言いたくなるところだが、10Rはヴィズサクセスできっちり決めてくれたので(あまり上手とはいえなかったが)そんなに苛立つ気持ちは湧いてこない。

同じ外れるにしても、負け方って大事だなと改めて思う。

7R・横山和騎手のキープイットシンポは、馬も頑張ったし、鞍上も馬の力を出し切る好騎乗。

個人的には西森功オーナーの馬では馬券的にもいい結果が出ている。2勝クラスで即通用するかは微妙なんだけど、今日のところは1勝クラスでは1枚上の力を見せてくれた。

あと8Rで小林凌騎手が今年8勝目。

私は前走1着の馬は基本買わないので、今日は見るだけ。

スタートもイマイチだったし、あまり上手な騎乗だとは思えなかったけど、ダートの1000メートルということで、前を捕まえに行こうという姿勢が実ったかなと思う。

スターオブフォースやチェリートリトンでの騎乗を見ているとなんとも言えない気持ちになることもあるが、小林淳一元騎手がお父様という出自を思うと、ストマック氏のいうところの愛着を感じる騎手だ。

伊藤圭三きゅう舎の馬では、しっかり実績を残していると思う。とにかく私とは相性の悪い騎手で、未だ単勝を仕留めたことがないのだが、いつの日か喜びをわかちえる(あくまでも私の一方的だが・・・)日がくればいいなとは思う。

最後に小倉だ。

飯田祐きゅう舎を狙ったつもりが、しっかり狙えていなかったというマヌケな負け方をしてしまったのだが、勝負した2頭がこれでは、私の見立ては完敗と言わざるを得ない。

自分の気持ちを押し殺して、富田騎手を買ったんだけどな。やっぱりダメだった。この騎手どうなんだろう、上手いんだか下手なんだか見極められない感じだ。

あとは、10R・秋山真騎手のメイショウオーギシについて独断かつ個人的な見解を。

私の中では、悪く言えばヤラズ、好く言えば馬の将来を考えた騎乗をされても認めざるを得ない騎手が2人いる。

『東の横山(典弘騎手)、西の秋山(真一郎騎手)』

横山典弘騎手については多くの人が知るところだが、その次が秋山真騎手なのかなと思う。

以前の記事でも、馬券的に難しい騎手という表現をしたことがあるが、まぁひどい騎乗を何度も見せられているのは確かである。

ただね、今年(2021年)新潟大賞典のサトノソルタス、あとは2020年3月15日・阪神12R のアッティーヴォの騎乗を見ていると、いずれも結果は3着なんだけど、どうしても捨てがたいというか、腕は確かだなと感じるのだ。

今日のメイショウオーギシも、2角まではソツなく乗っていて、これで外目をスムーズに運んで直線抜け出しというシーンもあるなと期待を抱きながらレースを見守っていたのだが、次々と外から交わされていくのに、全くの無抵抗といった感じで終わってみれば見せ場なしの9着。

ただレースは重馬場とはいえ、1分41秒4のレコードタイム。よどみのない流れで厳しいレースだったのは確か。ここで全力を出した馬は次走での反動が怖い。

勝ちに行くのなら外から来た馬に対して応戦するのが本来のところなのだろうが、もしかしたらそれで押し切れるほどのデキにはないという判断があったのかもしれない。

個人的には飯田祐きゅう舎と秋山騎手の絆は強いと思っていて、今回も勝負馬に選んだのだが、もしかしたら未来を見据えた向正面での御法(みのり)だったのかなとも感じた。

やっぱり、ここが嶋田騎手と秋山真騎手の違いだと僕は思うんです。

ふと思った

ヤラズはヤリの一工程。

悪い言い方になるが、ヤラズをするということは、ヤリを成し遂げるために必要不可欠な作業なのかなと思う。

そういうふうに感じたのは、先月の阪神川島信二騎手のクリノアンビシャスが3歳未勝利を勝ったときである。

このブログでも綴ったが・・・

lifespring.hatenablog.com

lifespring.hatenablog.com

勝った時やその前の騎乗と2走前の騎乗が全然違うんだ。

今思えば、2走前は勝てるほどのデキにはなかったということなのかなと思う。

やっぱり賞金が懸っている以上、勝ちたいとなれば向正面で応戦したくなるというのが人間の本能。

そこで応戦できないというのは、賭け手がうかがい知ることのできない現場の事情があるんだろうなと思う。

今日は私のミスで負けを積み重ねてしまったが、いつの日かメイショウオーギシのヤリを仕留められればと思う。

そうすれば今日のミスも自分にとって貴重な財産になるし、笑い話にもなると思うんだ。

となれば

後は切り替えて、日曜競馬に立ち向かうのみ。

決してラクな戦いではないが、なんとか立ち直りのきっかけにできれば。

 

日曜・福島

3R サンキューベイリー(石川・相沢)

2歳戦くらい走れれば今の未勝利では一枚上。積極先行で押し切ってほしい。

8R ゴールドブリーズ(江田照・深山)

ダートに替わってまだ2戦で伸びしろありそう。今週こそ深山きゅう舎で決めたい。 

10R コウソクスピード(岩田康・中舘)

ここ2走不完全燃焼だが、距離延長に望みを託す。分は悪いがハマってくれれば。

11R ロザムール(デムーロ・上原)

トーラスジェミニとの兼合が微妙だが、福島のハンデGⅢなら押し切れる素地ある。

12R シンゼンマックス(田中勝・飯田祐)

もう少しで突き抜けそうだった前走。更なる距離短縮。最後は飯田祐きゅう舎に託す。

日曜・小倉

1R コパノリンダ(松本・梅田)

短距離ダートでの減量3キロは大きい。連闘使いも含めて勝負駆けと見た。

2R サンライズヘリオス(幸・河内)

小倉と言えばサンライズ。高速馬場との相性は不確かだが、いい方に出れば頭まで。

7R プラウドルック(鮫島駿・斉藤崇)

小倉だと1段階UPの鮫島騎手。内枠・軽量で押し切りだ。

8R メイショウツツジ(西村淳・南井)

母のメイショウアキシノは小倉で新馬勝ち。展開の助け必要だが。

11R アヴァンティスト(松若・渡辺)

高速馬場なだけに1400メートルに実績あるのは心強い。最後の1ハロン頑張れるか。

日曜・函館

3R ネイキッドロマンス(横山和・尾関)

初戦の内容良し。デビュー2戦目がいい方に出れば頭まである。

4R タイセイフリート(坂井・栗田)

兄のスズカブルグは1800メートルで好走。距離延長はプラス材料だ。

6R サツキマス(菱田・田島)

前走は3歳馬ともいい勝負。菱田騎手と手も合いそうだし、押し切りたい。

7R スマイルアモーレ(横山武・加藤士)

差し一辺倒だから大外枠は良し。乱ペース待ちで展開ハマるのを願うのみだ。

11R アールクインダム(大野・伊藤大)

馬場を掴めていそうな大野騎手。ルメール騎手が手ごわいが望みはある。