競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

光のある所に行きたい

久しぶりに

嬉しい日曜日の夜となった。

テイエムサウスダンが根岸ステークスを制した。しかも1馬身差の完勝である。

単払1,150円的中!と言いたいところだが、現実は複払390円的中。

単勝をあきらめた途端にこの結果というのが、私の運のなさを象徴しているともいえるが、それでもこの的中は本当に嬉しい。

自慢タラタラの記事になってしまうが、今回だけはご容赦を。

今回

テイエムサウスダンを選んだのは、昨年(2021年)9月の浦和・テレ玉オーバルスプリントでの、3角先頭のえげつないほどの強い勝ち方を思い出したからである。

当時借金が320万近くに膨らみ、単勝100円買うのもやっとの状態の自分だったが、そんなことを一瞬忘れさせてくれるくらいのド派手なレースだった。

あれから4ヶ月。夏が終わり、秋が過ぎ、年が明け、根岸ステークスの馬柱でテイエムサウスダンの名前を見つけたときに、これしかないなと思った。

過去に馬券でお世話になった馬は、ソリストサンダーとテイエムサウスダンだけ。

見出しに大きく出ていたソリストサンダーが気になったが、ベストは1,600mというのがどうにも引っかかった。

一方でテイエムサウスダン。交流重賞4勝だが、昨年の根岸ステークスは13着。

飯田雄きゅう舎もJRA重賞は1勝のみ、サウスヴィグラス産駒もJRA重賞では不振。

とはいえ、まだ5歳と馬も若いし1,400mはベスト条件。

それに浦和での勝ちっぷりは捨てがたくて・・・

ここは自分の目を信じるしかないと思った。

・「デメリットをどうやって潰すか」ということよりもメリットを享受することの意義をしっかりと腹落ちさせて、そのうえで行動に出るのです。

新聞とかネットの評価ではなく、自分の目で見たことや感じたことを信じる。

なかなか難しいんだけれど、勇気がいることなんだけど、忘れてはいけないこと。

券種は

単勝こそが自分の理想なのだが、今の状況ではさすがに厳しい。とにかく目先の勝利が必要という思いから複勝一本とした。

単勝複勝の併用というのも考えたが、勝利を目指すのか3着以内を目指すのかで考えがぐらついてしまうので、ここはとにかく3着以内を目指す方を選んだ。

それにしても頭までとは・・・

残り200mで馬券の的中は確信したが、えっ本当に勝っちゃうのって複雑な気持ちになるラスト1ハロンだった。

そして、ゴール前での余裕のガッツポーズ。

馬券を当てた立場から見ると、カッコいい最高のガッツポーズだった。

僕の気持ちを表現してくれたような気がして、実際そんなことはないんだけど、それでも・・・

勝利騎手インタビューは、不愉快に感じた人も多かっただろうと思う。質問を聞いていないんじゃないかと思わざるを得ない失礼な対応。

正直言って、ルメール騎手への勝利インタビューの方が遥かに聞きやすい。そういうところはルメール騎手は紳士だよなと思う。

でも、気持ちが熱くなりすぎてしまって何から話していいのか分からないっていうのも僕にはよく分かる。

アナウンサーにとっては、自分の存在意義を否定された気がする嫌なインタビュー相手かもしれないが、騎手の気持ちを全部吐き出させるというのも大事な仕事。

その中で、通算1,700勝の話題になったときに岩田康騎手の口から出たのが「光のある所に行きたい」という言葉。

40代後半、なかなか思い通りに行かない現状。それでもあきらめたくない。

住む世界は私と全く違うけれど、一方的な思いだけど、僕の気持ちを表現してくれた気がして。

それにしても突っ込みどころが満載のインタビューで、悲願の重賞制覇と言われても、「悲願じゃないです」だし、フェブラリーステークスについても、ここまで言っちゃっていいの?だし、しまいには「おもいまーす」だし。

飯田雄三調教師のコメントでもフェブラリーステークスに行くとのこと。

僕は1600mでは出番なしと思っていたのだが・・・新たな悩みができた。今の勢いならもしかしてという思いもあるが。

しかし

やっとの思いで勝ち取った馬券を、AIの野郎が余計なことをしやがって・・・

複勝5倍ついていたのが終わってみれば3.9倍。単勝はもっとひどいことになった。

AIの発展って、本当に人間にとって幸せにつながることなのかな。

5倍ついていれば、大井の失敗を全部帳消しにできたのにと思うと、AIに対する怨嗟は高まるばかりである。

今日はいい方に出てくれたが、来週以降の馬券のかじ取りの難しさも感じる日曜の夜である。この集中力を維持できるか、賭け金をどうするか・・・

ちなみに明日は有給休暇の予定だったが、仕事が忙しくて午後だけの休暇。なのでさすがに川崎までは行けない。仕事が終わったらちょっとおいしいランチを食べようかな。