競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

皐月賞の夜に思う、これからの人生

必死に

競馬を止めようとしている者にとって「皐月賞」というフレーズはキツい。

しかも、何百回も足を運び、私の人生を語るうえで外せないと言えるほどの中山競馬場で行われるGⅠレース。

ある意味「ダービー」よりも心が揺さぶられる言葉である。

しかも今週は「中山グランドジャンプ」も行われ、心は揺さぶられっぱなしだ。

馬券の的中・不的中を抜きにした場合、私が昨年のベストレースだと思っているのが、暮れの中山大障害である。

アップトゥデイトオジュウチョウサン、林騎手と石神騎手の意地のぶつけ合いだけでなく、場内実況の山本直アナの「前王者か、現王者か」の実況が心を揺さぶった。

馬も人も、有馬記念のメンバーに比べると知名度は低い。

それでもこれだけのレースを作り上げられるのかと思うと、自分みたいな者でも、まだあきらめるのは早いと思えるのである。

話を戻す。

今週も競馬を止め続けることができた。

今日は、情報処理安全確保支援士試験を受験してきた。

1月から2月、土曜日にTACの講習を受けたものである。

この試験を受けようと思った一番の理由は、合格すると会社から〇〇万円の奨励金が出るからである。

難易度はかなり高く、上司からもこんなの取れるの?と聞かれた。

しかし

1.とにかく金がほしい思いでいっぱい

2.講習も会社負担で受けられ、講習の日は競馬もできなくなり、今の自分にとって願ってもないチャンス

3.大昔にアプリケーションエンジニアの試験に合格している(昔取った杵柄)

という気持ちだったので、とにかくやるだけやってみたいんですと上司に伝えてみた。

結果として、今回は不合格確定。

4つあるうちの1つ目の試験で足切り確定である。

しかし、今回本番を経験したことによって、悔しい思いもできたし、本番の雰囲気や時間配分を感じることができたのは大きい。

初出走でいきなり未勝利勝ちは厳しいのと同様、2戦目で変わり身を見せたいと思う。

次回の試験は10月21日(日)!

春の東京開催や夏競馬に注いでいた時間を試験対策に回せば、菊の大輪が咲くはずだ。

ところで

今日の試験は合間に休憩時間が多めに設定されており、やることもないので(今回の合格はムリとわかっていたので)現時点で重荷になっていることを書き出してみた。

ほんと誰にも邪魔されない貴重な時間だった。

1.仕事

2.中古マンション購入

3.銀行のカードローンが全然減らない(少し増えた)

4.息子が幼稚園になじめるか

5.妻と息子を幸せにできるか

6.口角炎が治らない、肌のトラブルが絶えない

7.会社のイベントと家庭のイベントが重ならないか

8.インターネットとブログ依存

9.仕事、日常生活と情報処理試験の勉強の両立

書き出したものをみると、よくもまあ昨年まで競馬予想の時間を捻出できたものだと思う。

確かに、2番と8番と9番は競馬を止めたことで気持ちや生活習慣が変わって発生したものだし、4番はこの4月に実際に入園させて実感したことである。

とはいえ、悩みから逃れたくて競馬に熱中していたかもしれないし、競馬がこうした重荷を軽くしてくれていたのかもしれない。

昨年末、競馬を止めようと心底から思えたのは、「そろそろ悩みと正面から向き合わないといけない時期だよ」という信号が発せられたからかもしれないのである。

最後に

競馬ニホンの休刊について。

関東在住なので、たまにラジオたんぱ第二放送で流れていたCMを聴くくらいで新聞を買ったことはない。

しかし、私が手作業で資料を作るときに一番使わせてもらったのが競馬ニホンのホームページだった。

出馬表や騎手騎乗一覧をテキスト形式でダウンロードし、それを加工して、いろいろな分析に使わせてもらった。

オッズや予想印にとらわれない予想をしたいとき、あのシンプルな出馬表は使いやすかった。JRAやnetkeibaからだとうまくダウンロードできず、唯一できたのが競馬ニホンだった。

でも、私が手作業で行う分析に基づいた予想なんて、このご時世で通用するはずもなく・・・

私の予想を支えてくれた競馬ニホンには感謝の気持ちと時代が終わる寂しさを感じる。