競馬をやめた先にある世界

やめた先に待っていたのは、やはり競馬でした。一度ハマったらどうなるのかを綴っていきます。

今年もっとも熱くなったレース

夢のような

1日が終わった。

柴山騎手が、和田騎手が、岩田康騎手が、吉田隼騎手が、私の期待に応えて先頭でゴールを駆け抜けていった。

1週間で1レースしか当たらなかった頃を思うと、もうお祭り状態だ。

そして、16時30分。

私の中でのクライマックス、雷光特別の発走。

西田騎手のピカピカで勝負だ。

BS11での直前オッズだと、なんと5番人気。

9ヶ月半ぶりなのに? 馬三郎の調教はD評価なのに?

でも、このオッズは西田騎手を応援している人が多いことの証だと思うと、オッズが低くても、今回ばかりは全くイヤな気持ちにならなかった。

まずまずのスタートから、まずまずのポジションを取ることができた。

しかし、残り600メートルでムチが入るが、バーミーブリーズでも、カシノブレンドのときも、早い段階でムチが入っていたので、私のボルテージはどんどん上がっていく。

そして、残り400メートルからは進路を内に取り、いよいよ本格的に追い出す。

本当にいつも不思議に思うのだが、西田騎手が乗ると、ここからジリジリ伸びてくるのだ。

なんか仕掛けどころというか、彼しか分からないツボみたいなものがあるのだろう。

ついに、残り200メートルあたりで先頭に並びかけた。

妻も「ピカピカ、来てるんじゃない」と、ちょっと興奮しだした。

しかし、フジマサアクトレスのときと同じように、エムオールビーが並びかけてきた。

外の2頭は完全に捕らえた。あとはエムオールビーとの一騎打ちだ。

調教評価Dなのに、本当に来ちゃうの?と思いつつ、「西田、ピカピカ!」「西田、ピカピカ!」と絶叫してしまった。

もう、なんとか頼む!という思いだけだった。並んでゴールに入った、でも明らかにハナ先が出ていたのは、ピカピカだった。

私の顔も

真っ赤になっていたようで、妻も笑いながら「顔赤いけど、大丈夫?」「西田、西田、うるせぇ」と言っていた。

しかし、私にとっては今年もっとも、嬉しい的中となった。

というか、もう涙が少しにじんでくるくらい嬉しかった。

騎乗馬に恵まれているとは言えない中で、自分が持っている技術で、馬の力を最大限に引き出して、ぎりぎりいっぱい、スリット半分のハナ差で勝利に導く。

確かに有利な外枠とか、エムオールビーの出遅れとか、ラッキーな点もあった。

でも、そういうのも全て含めたのが競馬だ。

おかげで

妻と息子が食べたいというものを買い出しに行き、家族3人で楽しい夕食の時間を過ごすことができた。

単勝は670円しかつかなかったのだが、自分としては、ミルファームの馬で、西田騎手の馬で、初志貫徹で勝負できたのが嬉しかった。

これで、夏競馬全体も、本当にわずかながらだがプラス収支で終えることができた。

とはいえ、年間ではまだ70万円以上負けている。

今日の勝利を無駄にしないためにも、来週をうまく乗り切りたい。

またゼロからのスタートだ。