競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

あぁ、また自分で自分を傷つけた

もう

本当に死ぬまで治らないんだなと思う。

しかしながら、私には死ぬ勇気もないし、競馬を断ち切る自信もなくなった。

どうしたものかと思う。

また自らで、辛く惨めな状況を作ってしまった。

1日はストップできたが、所詮それが精一杯のクズだ。

また明日から、使い古した靴を履き、使い古したカバンを肩にかけ、靴下も、ワイシャツも、ズボンも使い込んだものばかりだ。

月曜の朝に思い出して、いつも後悔している。一番いやな一瞬である。

いつか勝ったら、借金を返したら新しくしようと思っているうちに、どれだけの年月が経ってしまったのかなと思う。

まぁ妻に言えば、新調することはできるだろう。

でも、自分のささやかな夢を叶えることができなかったという敗北感が心の中いっぱいに広がるのだろう。

正視したくない問題が山のように積み重なっている。

競馬で紛らわしても消える問題ではないし、きちんと正面から取り組めばなんとかなるとは思うのだけれども、心の蟠りがあるとどうしても、そんな気持ちも湧きたたない。

競馬の勝利をきっかけに、仕事にも生活にも人生にも勢いをつけていきたいと思っていたが、7週間続けて、その思いは打ち砕かれてしまった。

自分が憎いし、競馬の存在が憎いと、今、この瞬間は思っている。

でも、自分としてはこれでも精一杯の人生を送っているつもりだ。

そんなの当たり前だろうと言われるかもしれないが、おとといの金曜日なんて朝6時半から夕方の6時半まで、本当に全力を尽くして12時間、ぶっ通しで働き続けたんだ。

トイレ休憩と500のペットボトル1本だけ飲んで。

誰よりも働いたつもり。残業代以外は固定給なんだけど、とにかく仕事を気持ちにぶつけたかった。

できることなら競馬の存在を忘れたい、競馬のことを考えたくなくなるほど疲れたいとも思った。

しかし、なかなか難しく、結局は日曜競馬に手を出すことになってしまった。

競馬を

やめられない具体的な理由としては「いままで狙ってきた馬に、止めた瞬間に走られちゃうんじゃないか」という思いがある。

それが一番、心に引っかかり結局ズルズルと流されてしまう。

株では「損切り」という言葉があるが、やっぱり難しいのだと思う。

今日の自分もまさに「チェリートリトン」という株をどうしても手放すことができなかった。

思い入れが強くなればなるほど、ますます手放すことができなくなる。

本当に典型的な悪循環だと思う。

これでますます思い入れが強くなってしまった。

ただ、その前段階として、出馬表を見てしまったという私の心の弱さがある。

私はこのブログで何度も「やめるにはとにかく出馬表を見ないことだ」と何度も綴ってきたが、それが如何に難しいことである証だ。

こうして、また自分との約束を守れなかったと、落ち込むのである。

そして落ち込みをごまかすために、競馬の沼にさらに踏み込んでしまうのである。

今の私である。

今年だけでも

どれだけコメントをいただいたかなと思う。

というか、この1週だけでも本当にたくさんのコメントをいただいた。

それなのに、結局は生かすことができなかった。

あと辛いのが、この反省を目に見える形にするには、5日間経過後に、2日間地獄の苦しみに耐えてはじめて、ようやく1歩踏み出したことになる点である。

今いくら強く決意しても、頑張っても、何の足掛かりにもならない。

今から丸7日耐え続けて、ようやくほんのわずかな達成感を得られるだけである。

ずっと狙っていた馬に走られてしまうのではないか?という損失感と恐怖感と戦いながら。

そして目の前には借金、借金、借金、仕事、仕事、仕事である。

親だって、いつまで元気でいてくれるのかなと思う。

金曜日の仕事のように、一切逃げ場がない状態が続くのか・・・

もし

あえて、この状況に価値を見いだすとすれば、こんな経験している人、なかなかいないんじゃないかなということである。

少なくとも、競馬で負けた人の気持ちは心底理解できるし、どんな理由があっても、どんな少しの差であっても、負けは負けなのだと自分に全責任があると思えるようになったことである。

そして、少しの差の負けと勝利の差は、もの凄く大きいこと。

それを理解できていない自分をゼロクリアするところから始めないといけないのかな。

まぁでも頑張るしか選択肢はないんだ。

どんな状況でも楽しく前向きな気持ちで、明るい顔でいられる強い自分になることが、これまで育ててくれて、今も見守ってくれている両親に対しての、ただ一つの親孝行。

私がYOUさんに惹かれる理由も、そんなあるべき自分を具現化していると思えるからなのかな。