競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

借金300よりつらい、失った金額の大きさ

現在抱えている

借金300万は、現在進行形の話なので、問答無用で立ち向かわなければいけない事実。

その一方で、終わってしまったことなのに思い出すと、借金300万よりもはるかにつらい気持ちになるのが、過去に失った金額の大きさである。

その前に、ギャンブルの通算収支をまとめたいと思ったが、これがもう分からない。

都合の悪い記憶だから、人間としての本能で記憶を消そうとしているのもあるし、もう通帳とか忌まわしい記録が残っているものを、捨ててしまったというのもある。

まず、今年だけ(しかも8か月)で300万は負けている。

結婚してから(約7年で)1,500万くらい負けている。

通算で(約30年で)3,000万くらい負けている。

というのが、推測だが状況証拠から分析した結果である。

1億2千万入れて、9,000万払戻くらいなんじゃないのかなと思う。回収率は80%行っていないと思う。

JRAのほかに、地方競馬とパチンコを含めてこんな感じだろう。

これ以上分析しようとすると、身体が拒絶反応を起こしてしまう。無理すると自爆しちゃうんじゃないかと思うくらいである。

それにしても

結婚してから、小遣いももらっていないのに、なぜそんなに負けられたのか?

まずは独身の頃から、積み上げてきたものを、ことごとく崩したからである。

・財形貯蓄 200

・持株会 700

ほかに

厚生年金基金解散に伴う一時金 

なんていうのもあった。

あと親からも、息子のためにとか、家を買う足しにとかで50万とか100万を何度かもらった。私と妻の前で渡してくれた分は、すべてまっとうな使われ方をしたが、私にだけ渡してくれることもあって・・・200

そして仕上げは、

・カードローン 300

こうやって振り返ると、状況証拠は揃っている。

ちなみに、コロナの10×3はすべて妻に預けた。

今更だが

カードローンの心理的な壁を乗り越えてしまった(借りるという経験をしてしまった)というのが、まずかった。今思うと悔やみきれないところだ。

最悪、財形貯蓄を崩せば、持株会を崩せば・・・と自分としては、セーフティネットを張っていたつもりだったのだが、それによって、カードローンに対する心のハードルが消えてしまった。

もしどうしても競馬を続けたいのなら、先に財形貯蓄を崩すという選択をすべきだった。

すぐ返すつもり、いったん借りるだけだったのだが、もくろみ通りにはならなかった。

逆上がりと同じだなと思った。

一度やり方を覚えてしまったら、できたという実績ができてしまったら、やり方を完全に忘れることができない。

たぶん、今でも自分は逆上がりができてしまうだろう。

手を放して転倒して腰の骨を折ってしまったとか、すごいつらい思いをしていれば、一度できた逆上がりも、二度とやりたくないと思えるかもしれないが。

私は消費者金融無人窓口で新規申し込みをして借りたことがあるが、あの部屋の空気は、本当になんとも言えない負のオーラというか、うすら寒い感じだった。

そんな思いが強く残っているので、消費者金融から新規に借りようという気持ちは、今のところだがまったくない。

もしあのとき、気持ちよく借りれてしまっていたら・・・

そう考えると

過去の的中だって、その快感を完全に忘れることはできない。

本当は、たまたま恵まれた展開での的中だったのに、自分の狙いがドンピシャだったと勘違いしてしまうと、そのあとには私のような地獄が待っている。

いつまでも過去の栄光を追いかけ続けることになる。

それでも、自分の中であきらめるライン(判断基準)がきちんとあれば救いはあるのだけれど、それもあいまいでズルズル行ってしまうのだ。

改めて思い知らされたのは

一度知ってしまうと戻れないんです。

逆上がりも、ローンも、的中も。

なので、遅かれ早かれ、また元どおりになってしまうと思う。

今はまだ抑止する気持ちのほうが強いし、いろんな手を打っているから持ちこたえられそうだが、徐々に禁断症状はあらわれている。

どこまで耐えられるか。踏ん張りどころが果てしなく続く。コロナ対応と同じだ。