やはり
耐えられなかった。
祝日・予定なし・浦和競馬開催と3要素が全て揃ってしまっては、どうにも止まらなかった。
本来なら会社が休みの今日は、派遣の仕事を入れて汗水流して働くべき日でなければならない。
しかし、説明会のときに聞いていたが、やはり平日のほうが案件が多いようで、派遣の仕事を入れることができなかった。
でも、正直言うと、やっぱりしんどくて。本業だけで精一杯で。
頭の中では頑張りたいと思っていても、結局行動が起こせない40代後半のおっさんである。
ここからは
今日の浦和競馬の感想を綴りたい。
まず収支だが、1,200円入れて990円の払戻。あと110円の振込手数料を払ってしまって、320円減らしてしまった。
借金残高実況中継にも記載があるとおり、楽天銀行に400円弱の残高があって、それが引き金となってしまった。
最初の3レースで当ててなんとか1日遊べればという思いで、1Rと2Rで続けて森泰斗の馬の単勝を買ったが、結果が出ず。
続く3Rも外してしまい、燃料切れ。でもここで止めることなど今の私にできるはずもなく、振込手数料を110円払ってまで競馬を続けるという、本当にダメな行動を取ってしまった。
たかが110円なんだけど、歩くことと時間を惜しまなければ使わなくてもよかったお金だと思うと、すごく嫌な気持ちになるのだ。
4R以降も外れ続け、ようやく初当たりとなったのは7Rのピカレスクスマイル。570円取れて、久しぶりに的中を味わうことができた。
しかし8Rでは、森泰斗騎手が来たのに買えず。そして9R・10Rは連続2着と相変わらずのチグハグ馬券の連続。
そして11R、ラプタス断然かと思いつつも、岩田康騎手のテイエムサウスダンを買い、2度めの的中。単払420円。
ただ、最後に悪夢が待っていた。
最終レースはいろいろ頭をよぎったのだが、結局は単勝1番台の1番人気、オウケンアマゾネスを選択したのだが、結果は吉留騎手のトーセンシグナルの逃げ切り。
せっかく吉留騎手が素晴らしい手綱さばきを見せてくれたのに、単払1,020円をみすみす逃してしまった。
なんか年明けにもこんなことあったよな。また同じ失敗を繰り返してしまった。
たしかに今日の6Rのシキシマは、がっかりさせられる結果だった。でも1度ダメなだけで見限ってしまうところが私の人間としての器の小ささであり、心の狭さだ。
本当に自分が嫌いになったし、そこが競馬の難しさと改めて感じた。
今日もずっと予想をしながら、負けてもいいから自分の気持ちを貫き通す悔いの予想をしようと思っていたのに、終わってみれば買えていない事実。
確かに馬柱を見ると買いづらい成績だし、私は1番の古岡騎手の馬と逃げ争いになって展開も向かないと判断してしまった。
とはいえ
100円でも自分の気持ちを貫け通せない人間がそれ以上の金額を賭けても結果は明白だ。
競馬なんて所詮はギャンブルである。
でも競馬ですらこんな感じでは、他のことにチャレンジしたところでいい仕事ができるとは思えないのだ。
思っていることとやっていることが統一できていない人間に何ができるっていうのか。
こんな筋が通っていない人間だから、派遣の登録はしても1回行っただけでへこたれてしまうのかなと思う。
古岡騎手と逃げ争いになったとしても、吉留騎手の判断や手綱に託して賭ける度胸が僕にはなかった。
プラス要素を信じられず、マイナス要素を信じてしまう。ここを乗り越えない限り、これからも僕の人生は後悔だらけになってしまうに違いない。
なんで競馬をやって、こんな嫌な気持ちにならなければいけないのかなと思う。
でも、結局自分の気持ちをまっすぐに出せていないから、嫌な気持ちになるのだ。
そこは競馬でも、仕事でも、恋愛でも同じ。
的中したときに嬉しいのは、お金が入るのももちろんあるが、自分の気持ちが通じたと感じられるからなのかなと思う。
最後に
岩田康騎手の勝利騎手インタビューで、ガッツポーズについて岩田騎手が語っていた。
ジョッキーは勝ってこそなんぼだし、やっぱり嬉しければガッツポーズは自然と出る、誰でもそうだと思う。というようなことを語っていた。
そのとおりだと思う。
僕は、岩田康騎手のことは手放しに素晴らしいとは言えないけれど、やっぱり騎手としては一流だと思う。
テイエムサウスダンでは黒船賞で圧勝Vを決めたが、かきつばた記念では例の事件による騎乗停止で乗れなかった。
その悔しさというか過ちを、しっかり次のチャンスで挽回する。正しいか否かはともかく自分を貫き通して結果を出した。
さすがだと思う。
正直に白状するが、私はかきつばた記念でなぜ福永騎手だったのか、このインタビューを聞くまで分かっていなかった。
私の情報収集力など、この程度である。
ちなみに買った理由としては、ラプタスの配当では安くて今日勝てないと思ったのと、あとは元地方騎手という点で、この舞台なら岩田騎手のほうが幸騎手よりも馬の力を出し切れるという理由。
重ね重ねで申し訳ないが、新潟・雷光特別の原騎手のガッツポーズとは重みが違う。
ただ、今日の岩田康騎手のインタビューを聞くと、やはり原騎手のガッツポーズも認めないといけないのかな。認めたくないんだけど。
まぁいろいろガッツポーズについての思いはあるのだが、でも一番かっこよかったのは、ガッツポーズひとつ見せない、最終レースの吉留騎手だったかもしれなくて。
岩田騎手のインタビューを吉留騎手はどんな思いで聞いていたのか。私には知ることができない2人それぞれの騎手としての歩みがある。