精いっぱいの
予想に対して、JRAから下されたジャッジは「全額没収」だった。
終わってから知る、自分の予想の甘さ。
2着3回、3着4回も何の慰めにもならない。
なぜなら2着、3着をいくら積み重ねても1着にはならないから。
それが単勝馬券道。
当然のことではあるが
勝利を呼び込むようなオーラなど感じられない予想である。
先週、ちょっといい予想ができたなぁと思ったらこの有り様である。
重みがある予想というのは、その予想を目にした、あるいは耳にした人の心を動かす力を持っている。
先週の日曜日は、弥永明郎氏がグリーンチャンネルの札幌パドック解説だったのだが、1番手に推奨した馬が、その時点で単勝20倍前後だった。
でも、その後単勝オッズは11倍前後と急変し、最終的には単払1,440円。
私の記憶違いだったら申し訳ないのだが、弥永氏は解説で「ここでは1枚違うね」とボソっと呟いたと記憶している。
このような類のセリフは彼の口から過去に何度も聞いたことがあって、正直「馬券被害者の会」ができてもおかしくないと思っているのだが、やっぱり重みがある。
その重みの源泉ってなんなんだろうと思う。経験(experience)、自信(confidence)、勇気(courage)、他にもあるのだろうが・・・
略してECC、こんなことばかり考えているから勝てないんだと思う。
馬券の
勝ち組というのが世の中に存在するとしたら、このECCのレベルが飛びぬけて高い人なのかなと思う。
勝利の経験が自信となり、それが次の勝利に向けての勇気の源になる。そんな成功サイクルを摑んでいる人が世の中にはいるような気がする。
でも
私の場合、せっかく勝利の経験を摑んでも、それでも心の中にはちょっと臆病な自分がいて次の勇気を絞り出せない感じ。
あまりにも過去に馬券に叩きのめされてしまったが故に、どうしてもマイナスの方向をチラ見してしまう自分がいる。
街を歩いている薄着の年下の女性を見るとどうしてもチラ見してしまう。キレイだなと思う。キラキラしているなと思う。もう40代のおっさんなのに・・・
また余計なことを書いてしまった。
借金をしている人がギャンブルしても勝てないよ、というのはそういう原理なのかなと薄々感じている。
とはいえ
金を自由に使える人が勝てるかというと、それもまた違うというのがギャンブル。
金持ち=ECCのレベルが高い、とは限らないから。
「だから結局は胴元の一人勝ちなんだよ、まだ分かんねぇのか」という声が聞こえる。
もう、それを言われてしまうと何も反論できない。
それでも、借金持ちのギャンブル障害の人間は戦い続けなければならない。
勝つことでしか解決できないから。
いや、勝ち続けることでしか解決できないから。
今の仕事を続けて、まかりなりにも家族に給料を渡すことができているのは、ギャンブルで戦い続けているからである。
借金とギャンブルが動力源となって、僕は動けているのである。
となると
いかに迷いや不安を振り切って、勝利を目指せるか。
まぁ完全には無理だと思う。だから今できるだけのECCを・・・
いきなり、土曜新潟11R・フェルミスフィアのような馬券を仕留めるのは無理だ。
でも、1歩でも半歩でも勇気を出せば取れる馬券もあるはずで。
土曜分の挽回をしたい気持ちもあるけれど、まずは1頭1頭の予想に専念だ。
1頭につき単勝3,000円。なんとか早い時間帯に最初の的中を摑みたい。
日曜・新潟
2R アップトゥミー(菅原明・国枝)
小回りより広々としたコースのほうがよいとの談話。あまりこの勝負服は個人的に好きではないのだが、もうそんなこと言ってられないし、この機会に好きになれれば。
4R カイザー(西村淳・森田)
どうにも馬券的に相性が悪い森田きゅう舎だが、ソングフォーユーをはじめ魅力的な馬が多い。西村淳騎手で勝ちに等しい2着2回。疲れが心配だがもう1回勝負。
8R アルファマム(今村・佐々木)
このレースは藤田騎手騎乗のルヴェルジェもいて本当に迷ったのだが、2歳のレベルの高い1勝クラスを経験してきたこの馬を選択した。あまり今村騎手は個人的に好きではないのだが、やっぱり上手いと思うので買ってみる。
10R セントカメリア(福永・高野)
中京で連勝。秋華賞まで追いかけたいと思える馬。未勝利戦から馬券を買っていた馬が重賞クラスまで出世してくれそうなのは嬉しいもの。そのためにもここは通過点であってほしい。
日曜・札幌
2R クリスタルローズ(小林凌・土田)
小林凌騎手もついに▲から△の騎手になった。土田きゅう舎は小林凌騎手にたくさん依頼している印象があるし、僕も随分単勝勝負して負けた記憶がある。それだけに応援の意味も込めて。メルシーが強敵だが、前走より枠が内になった分のアドバンテージで押し切れる可能性があるんじゃないかなと思って。
3R ジェトライ(角田和・中内田)
先週助けてもらった角田和騎手に託してみる。前々走16着から前走4着と見違える内容。休み明け2戦目と牡馬との混合レースから牝馬限定へと追い風要素はある。
4R ゲーテ(角田和・武幸)
去勢明け2戦目。まだ去勢手術から半年経過していないので、麻酔の影響等が残っている可能性もあるが、激変があるとしたらココと見た。調教よしコメントよし。
6R ベッラアルバ(角田和・中竹)
どんだけ角田和騎手を買い続けるんだと思われるかもしれないが、成績的にはあと一歩なんだけど未勝利を勝つ力を秘めている馬が角田和騎手に集まっている印象。1番枠を活かしてコースロスなく回れれば、頭まであると見た。
10R ニシノレバンテ(松田・栗田)
私が松田大作騎手を買うのはこのブログを開始してから初かもしれない。正直嫌いなんだけど時々キラッと光る騎乗を見せてくれるだけに、買ってみようという気持ちになった。前回松田騎手が乗ったときは重賞ということもあってか控える競馬。でも前に行けるスピードもあるようだし、大外でとにかく流れに乗ってほしいという思い。
11R ロードレガリス(富田・野中)
本日の自分にとっての最後の勝負レース。休み明けのダ1700であれだけやれたのなら休み明け2戦目&騎手2戦目の今回は更に期待できる。外目の枠であんまりもまれなければ、直線一気に突き抜けるシーンまであると見た。富田騎手、土曜のテイエムファクターも結果的には早仕掛けだったが、しっかり馬の力を出し切る気持ちのよい騎乗を見せてくれた。重賞でも託してみる。