どうあがいても、スランプから抜け出せない現状。
ジッと待つしかないのかなと思った。
的中を掴みに行くのではなく、的中がやって来るのを待つ。
正直、3着は間違いないだろうと思ったが、終わってみれば10着。
昨日のことを言っている。
自分を信じられなくなった。
みっともない予想を書いてしまった。
それでも勝ちたい。
単勝2,000円の五番勝負で再出発。
前走着外馬の巻き返しを待つ。
1R フィーロ 小杉・林幻
2R ハタノラトゥール 和田・山中
4R シャオイーシャオ 岡村健・川島一
5R キューランブラー 篠谷・林正
8R ラッキーミーティア 和田・新井清
強いて
今日救いだったと言えるのは、負けが確定したあとの追加投資をしなかったことくらい。
帰宅して、ダイオライト記念と最終レースは買える状況にあったのだが、そこは堪えることができた。
特に最終レースは、昨日ダメだった岡村健騎手にもう1回託してみようかと思ったのだが、なんとか締切までのらりくらりと心をごまかして、どうにか。
結果的に1番人気の矢野騎手の馬が勝ってくれて、賭けなくてよかったと思える結果になってくれたのは救いだった。
とは言え、全敗という事実は消えない。また今開催も水曜まで的中なしという悲惨な状況を招いてしまった。
そして
寂しくなるニュースが飛び込んできた。
武士沢騎手が引退。
ついにこの日が来てしまった。
僕は、このブログ上でも何度も武士沢騎手の馬券を買ってきたが、胸を張って武士沢騎手のファンでしたと言える資格はない。
なぜなら、やっぱり武士沢騎手を信じ切れずに取り損ねた単勝馬券の思い出のほうが多いからである。
目新しいところでは、日曜日のカシマエスパーダがそうだし、昨年暮れの中山のシグナルファイアーは痛恨だった。
それでも、2月東京のピックアップラインが取れたのは嬉しかったし、何よりこのブログ上では、カラーズオブラヴの的中が圧巻で、今でも生きる支えになっている。
なぜあのとき買ったかというと、前走でずっと乗っていた武士沢騎手から永野騎手に手替わりしたものの11着に敗れて、また武士沢騎手に手綱が戻ってきたからである。
あの逃げ切りは、僕にとっては夢のような瞬間。
そしてガッツポーズひとつしない武士沢騎手のゴール後のうしろ姿は最高にかっこよかった。
カラーズオブラヴ号も渾身の力を振り絞ってくれたのだろう。まさに最後の輝き。
東の武士沢、西の川島。若い頃から活躍していた騎手がどんどんいなくなる。
今まで年上だった騎手という存在が、どんどん年下になっていく現実。
私はいま49歳。人生の夕暮れをどのように過ごせばいいのか。
歩みをとめて黄昏てしまうのか、まだまだこれからと気持ちを奮い立たせるのか。
馬券では負けていても、気持ちでは負けたくない。
そんな悶々とした思いから救ってくれたのは武士沢騎手だった。
助けられた人も多いと思う。
なんでこんな時に来やがるんだという気持ちが湧き上がる騎手が多い中、買えない自分が悪かったと、外れたレース後でも心底思える騎手。
どうか競馬学校の教官として、武士沢騎手のような騎手を育ててほしいと思う。
そういえば
大昔、徳吉一己騎手が競馬学校の教官になる際、引退レースで1着入線も進路妨害を取られて降着ということがあったのを思い出す。
どうか最後まで、武士沢騎手らしい手綱さばきを見せてほしい。