競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

再び競馬をやめる(0日目)

結局

11月の開催日6日間で、約150万円の敗北をしてしまった。

6日間で196レース。1レース1万円勝負だったので回収率は20%台といったところだろう。

競馬の真の怖さを改めて見せつけられることになった。

今思うと(というか、その時点で悪い予感はしたのだが)11月の最初の開催日、3日(土)のハナ差負けが悪夢の始まりだった。

もし、ピンと来た方がいれば、ぜひコメントをいただければと思う。

本当にタチの悪いハナ差負けで、このひとつの馬券上の大事故が、そのあとに激しく尾をひいてしまった。

流れを戻そうとしたが、さらに事態は悪化し、2頭のどちらかを選ぶかの選択を誤り、30倍台の配当を逃したり、もう7~8レースくらい痛恨の判断ミスを重ねた。

11月10日(土)の福島放送賞や、同じ日の京都最終レースのハナ差負けも精神的にきつかった。

馬券の選択ミスと僅差負け。精神的に堪えるこの2つの事象が交互に繰り返し、あっという間に負債は広がっていった。

今までの自分だと、1日1日負け額をしっかり頭の中で理解し、だからこそ憂鬱な気分になったのだが、なんかこの数日は負け方があまりにもひとすぎて、すごい負けなのに、収支とかも、ろくすっぽ確認もせず、過ごしていた。

しかし、銀行のカードローンは着々と増え、消えることはない。

でも、このままでは引き下がれない。

どこかでけじめはつけないといけない。

一方で、仕事も1年で一番厳しい時期を迎えていて、その苦しいストレスから一瞬でも競馬で逃れたい。

競馬でスカっと勝って、その勢いで仕事を乗り越えたい。

なんか酒や覚せい剤で、仕事のストレスから逃れたいというニュースを時々聞くが、まさにそんな心境だった。

もうなんか訳も分からず、自分の中の心の整理ができず、とにかく目前に仕事が迫っているから、身体が動くがままに任せて、毎日を過ごしていた。

そんな中、今週(11月17日~18日)の開催で勝てなかったら競馬をやめようと思った。

金曜日、やっとのことで仕事が終わり、夜中の1時頃から予想を始めた。

しかし、睡魔がひどすぎて30分でKO。5時に目覚ましをかけて、6時にやっと起きた。

それから冬の間近の寒さの中、約2時間半予想し、即PAT投票を済ませた。

そんな努力(正直、こんな短時間では努力のうちにも入らないが、自分の中で精一杯やったということで努力といわせていただく)もむなしく、当たったのは単勝170円と180円の2レースのみ。

東京スポーツ杯2歳ステークスを筆頭に、判断ミスで落としたレースも多かった。

フルーツラインカップを筆頭に、ゴール寸前で夢が砕かれるレースも多かった。

とにかく、ひどい負け方だったが、もう私の感覚はマヒしていて、やっぱりこうなるかと、もはやあきらめの心境だった。

そして今日の日曜日の競馬は前回のブログ通りに購入したので言わずもがなである。

アンナペレンナの道中での手ごたえが悪く、私の予想の限界というのを改めて思い知らされることになった。

ゴールを過ぎ、なんかすがすがしい気持ちになったのは、何故なんだろう。

このレースだけで15万も飛ばしてしまったのに、焦りとか怒りとかそういう負の気持ちが起きなかったのはなぜだろう。

多少の出遅れはあったにしろ、これが競馬なんだなと思った。

これで

競馬をやめる心の準備は整った。

何日続くのか、自分でも半信半疑なのだが、JRA-VAN馬三郎とレーシングビュアーは解約手続きした。

JRAとnetkeibaのショートカットも削除した。

この数ヶ月で作りこんだ資料も全部パソコン上から削除した。

ここまでの経緯と今後の経過については、また改めて。