皐月賞デーの夜は
悶え苦しむような辛い夜となった。
週トータルでは、29,000円の勝利で5週連続のマイナスをぎりぎりのところで逃れた。
しかし私の中では、土曜日に198,000円勝ったにもかかわらず、日曜日に169,000円負けてしまったことが猛烈な後悔として残った。
土曜日の夜の時点で、絶対にこの勝った分は週明けまで残そうという思いだったのに、日曜競馬はあろうことか、210円の単勝ひとつしか当てられなかった・・・
いろんな後悔があるのだが
土曜日の馬券戦術を日曜日も貫き通すことができればよかったのに・・・
具体的には
・吉田豊騎手を狙う
・前走、勝負した馬を継続して狙う
という2点である。
しかし、どちらも全く見せ場なし。
土曜日終了時点で私の中では、浜中騎手が神騎手になってしまったので、吉田豊騎手のことなんかどっかに吹っ飛んでしまった。
そうしたらそうしたら・・・
こうして忘れ去った瞬間に、日曜中山8R袖ケ浦特別 ハーグリーブスで末脚一閃!
復帰後初勝利を飾った。
単勝2,900円で複勝1,220円というのが、吉田豊騎手の勝利を願い続けた人がいかに多かったかという証だろう。
願い続けた人には大きな配当が贈られたが、私のような願い続けられなかった者には後悔だけが残った。
しかし、吉田豊騎手の勝利は私にとっても嬉しい。
大久保洋吉先生も、さぞ喜んでいることだろうと思う。
そして、何より心強いのは美浦には大久保洋吉きゅう舎で長年経験を積んだ調教師が4名もいることだ。
今回の勝利をプレゼントした尾関知人調教師。
復帰初戦の騎乗馬を用意した高橋文雅調教師。
日曜日はトウショウピスト号を用意した土田稔調教師。
そして私のクラブ出資馬でもお世話になった戸田博文調教師。
あれだけの騎乗ができれば、まだまだ大きいところも狙えるはずで、無事に乗り続けてもらいたいものだ。
続いて後者だが、土曜日は前走勝負馬を追いかけ続けてみたのだが、人気にはなるものの成績はさっぱりだった。
あと土曜日は福島と阪神の未勝利戦で初出走馬が大穴をあけたことで、「前走買った馬にこだわってばかりではだめだ、もっとグローバルな視点で行こう」という気持ちになってしまった。
そのために日曜日は一転、前走買った馬を全部切るという決断に至った。
そうしたらそうしたら・・・
日曜中山3R オオゾラ 単勝190円
日曜中山5R カナシバリ 単勝530円
日曜中山12R イレーション 単勝520円
日曜福島2R ショウサンシルエラ 単勝1,030円
総額3,020円相当、勝たれてしまった・・・
前者と後者あわせたら5,920円。昨日の時点では発狂しそうだった。
何が悪いのか
というと、昨年暮れから年始にかけて作り上げた馬券フォーム(予想をするにあたってのルール・縛り)が、4週連続大敗もあって大きく崩れてしまったことにある。
毎週の勝負を繰り返していく中で、どうしてもフォームをいじりたくなってしまうのは仕方ないのだが、最近は一番幹となる部分までいじりはじめていた。
一方で、今回の「前回勝負して負けた馬は買わない」とか一時の感情に流されるようなルールを作ってしまうのは本当によくない行為だ。
たしかに、買うのを止めたとたんに来るのを恐れて、毎回ダラダラと同じ馬を買ってしまうという過ちを繰り返してしまう自分がいる。
ひどい場合だと、毎回ダラダラ買った分の損を取り返したいために、ドカンと行ってドカンとやられることもあった。
しかし、前回勝負して応援した馬をあえて買わずに目の前であっさり勝たれるというのも精神的にすごく気持ちの悪い競馬だ。
昨晩は、果たしてどちらがいいのか布団に入っても考え続け、何回も目を覚ましながら朝を迎えた。
そしてようやく、自分の中での結論が出た。
・過去的中馬
・過去購入馬
・過去的中したレースの出走馬
の順に優先度を決めて予想するという当初のやり方だ。
そうするとどうしても未勝利戦の初出走馬までは目が届かない可能性が高い。
しかし、全部を網羅するのは無理なので仕方がないというのが今の結論だ。
ただ、初出走馬の傾向というのは、時間を見つけて分析してみたいテーマだ。
そんな
滅茶苦茶な状態でも勝てたのは、浜中騎手騎乗のイベリス号のおかげである。
もし、この的中がなかったらと思うと怖すぎる。
本当に馬と浜中騎手には感謝の気持ちしかない。
ヘマ中とか言ってしまって本当に申し訳なかったと思う。
ちなみに、なぜこの馬を狙ったか
・前々走「阪神」で「2歳500万(3歳500万よりレベルが高いと私は判断)」の特別を勝っている
・しかも、1200で0.5秒差なら圧勝といえる
・前走は休み明けの重賞で0.1秒差
・少なくともスピード負けはしないだろうから4角までは先頭だろう
と、距離よりもコース適性に期待した予想だった。