競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

令和初の浦和競馬参戦

9月10日(火)

午後、私は4ヶ月半ぶりに浦和競馬場で、一人の時間を過ごした。

私にとって、ここに足を運ぶのは、年に数回の楽しみになっているし、何よりも行くたびに得るものがあるのである。

秋競馬開幕週は、226,000円の大惨敗になってしまったうえに、仕事でも台風対応という本当に精神的につらい状況に追い込まれてしまったのだが、そんな中でも、浦和競馬の参戦予定があったからこそ、乗り切れたのかなと思っている。

今回もわずか4レースの参戦だったが、本当に濃密な、そして年間収支プラスに向けてのヒントをもらえたような気がした。

各レースで感じたことを綴りたい。

9R

浦和競馬場の入口で、競馬新聞(勝馬)を買う。

やはり浦和競馬という魔界に足を踏み入れるには、やはり武器が必要である。

競馬新聞を読みながら、パドックで馬を見る。そしてオッズも見る。

普段とは違う、一番基本的な競馬の楽しみ方である。

その結果、人気もほどほどで、枠順も恵まれた2番のオールパスレルとした。

枠は外のほうがいいと思っていた自分だが、浦和のレースを見ると枠順に対する意識が変わるし、特に浦和1600は絶対に内枠有利だと思い知らされる。

単勝5,000円と馬連で3点ほど買って、計10,000円。

オールパスレルの橋本騎手は、しっかり3番手の最内をキープして1600メートル回ってきてくれたが、人気の前2頭が止まらなかった。

左海・森の2トップで馬連250円の牙城を崩すことはできなかった。

10R

中央交流のマルチサンド特別。

このレースには、あの団野騎手が出走していた。

パドックで文句言ってやろうと思っていたのだが、以前とは違ってパドックで大きな声を出す人がいない。

昔は、前のレースでへぼい騎乗でもしようものなら、罵声が飛んでいたような記憶があるのだが・・・

なので団野騎手が目の前を通っても、何も言うことができなかった。自分でもヘタレだなと思う。

ただ生の団野騎手を見た感想としては、北海道で10勝して、2日前の日曜阪神でも2勝した騎手にしては、元気がないなぁ、オーラがないなぁと思ったのだ。

浦和の雰囲気に圧倒されていたのか、遠路栗東からやってきて疲れていたのかわからないが、私が目くじら立てて、「来るな!来るな!」と念じる必要もないのかなと思った。

レースは断然人気の左海騎手・小久保きゅう舎の馬を外して買ってしまったので、全然ダメだった。30,000円も入れてしまったので、私の心はプッツンしてしまった。

11R

ここも森と左海が人気を集めて、ともに小久保きゅう舎。馬連オッズは1倍台。

本当に困ったなと思った。

いっそのこと、この2頭の馬連で勝負しちゃおうかなと思った。

しかし、小久保きゅう舎とはいえ3レースも続けて勝つかな?という思いもある。

9Rと10Rで、小久保きゅう舎で的中しているのなら11Rも追いかけ続けるという選択肢もあるだろうが、9Rも10Rも外して、11Rで小久保きゅう舎を買って外したら本当に後悔が残るなと思った。

とはいえ、2頭が消えることもあり得ないと思った。

なので、一角崩しをできる馬はいないかと勝馬を一生けん命読んだ結果、浮かんできたのが斤量に恵まれた、フラワーオアシスだった。

鞍上が私が昔応援していた、張田京騎手の息子である張田昴騎手というのも気になった。森、左海と同じ船橋所属というのも気になった。

フラワーの単勝10,000円と、フラワーから人気2頭への馬連を各10,000円で勝負。

レースは、これが浦和競馬の奥深さという結果になった。

新人の福原騎手と左海騎手でバチバチの逃げ争いとなり、枠順と斤量の差で、福原騎手の馬がハナを奪った。

福原騎手は、なかなかの新人だと思った。

私の中では小久保きゅう舎に逆らったら、浦和では生きていけないので2番手に控えると思ったのだが、いい意味で予想が裏切られた。

素人の私が見ても、ハイペースだなと思った。

森騎手が離れた3番手、張田騎手はさらに離れた5番手につけた。この組み合わせで決まってくれればと思った。

そして私の願いが通じたのか、左海騎手は3角手前で一杯、福原騎手も時間の問題という手ごたえになった。しかし4番手の和田騎手の馬の手ごたえがいい。

森騎手を飲み込んで、和田騎手のバングルバングルが先頭に立った。

これは一番まずい展開になったと思ったが、さらにその後ろから、フラワーオアシスがやって来た。

「張田!、張田!」

と大きな声が出てしまった。

もうここまで来れば、こっちのものである。フラワーオアシスは悠々と先頭でゴールした。

福原、左海だけでなく、森、和田騎手の位置でもオーバーペースだったということだ。

単勝は1,850円もついた。しかし馬連は外れた。

結局、小久保きゅう舎の2頭はともに着外という恐ろしい結果になった。

レースは当たったのだが、まだまだ甘いよと、浦和競馬から教えられたような気がした。

12R

正直、気が抜けてしまったのだが、こういうときこそ、勢いでもう一丁決めたいなと思い、フラワーオアシスと同じ工藤きゅう舎のノッテステラータを軸にした馬券で勝負した。

しかし、ノッテステラータは伸びずばてずの3着まで。

勝ったのは新人の福原騎手。そして2着は的場文騎手という決着になった。

レースを後で振り返ると、福原騎手は道中7番手からコースロスなく進出し、内側からきれいに抜け出した。的場文騎手は外を回って正攻法。

2人の技が光ったが、福原騎手は相当な騎手だなと思った。減量が2キロ、1キロとなったときどうなるかだが、メンタルは相当強いなと思った。団野騎手よりは全然乗れる。

結果として

本当に勉強することは多かったし、ケツの毛まで抜かれることなく金を持ち帰ることができたのは本当に嬉しかった。

興奮冷めやらぬという感じだったので、浦和駅まで歩いた。

本当に暑い1日だったのだが、日が暮れるのが早くなったなとも感じた。

また翌日から、忙しく精神的にも厳しい毎日が続くのだが、頑張って乗り切ろうという覚悟というか勇気をもらえたような気がした。

そして競馬の予想においても、浦和でこれだけやれるのだから、JRAでもきっといい結果を出せるはずだという自信がわいてきた。

11月4日は

この競馬場でJBCが行われる。果たしてこの競馬場に3万人来たら、どうなるのだろうと恐怖を感じつつ、その雰囲気を味わってみたいという気持ちもある。

それまでにJRAでしっかり稼いで、JBCで遊べるお金を捻出できればと思う。