日曜競馬は
必勝を期した、阪神1R・福島1Rを決めることができず、すごく嫌な流れでスタートしてしまったが、単勝1つと馬連3つの的中を積み重ねてプラス収支に持ち込むことができた。
8週ぶりにプラス収支で終えることができた。
単勝だけだったら悪夢が待っていただけに、馬連・3連複での勝負を加えたことが幸いした。
今までも本当にたくさんの方から、他の券種でやってみたらどうかとアドバイスをいただいていたのだが、私の頑なな「勝利絶対崇拝主義」に固執してしまい、自らでひどい状況を招いてしまった。
あとはスタイルを変える怖さがあった。
もしスタイルを変えた瞬間に、今までのスタイルだったら勝てたのに・・・と後悔をするんじゃないかという恐怖がものすごく私の中にはあった。
それでも今まで同様ではダメなので、今までの単勝買いは残しつつ、馬連と3連複も買うという折衷案を、ようやく絞り出すことができた。
私の心の中にいる小人たちも、納得できるスタイルだったようだ。
そして、とにもかくにもプラス収支という結果が出せたのだから、素直に喜ぶべきだろう。
と、いただいたコメントには返信したし、そう思っている。
でも
一方で、思い出したくもない、認めたくもないのだけれど、認めざるを得ない反省点がある。
藤田菜々子騎手についての取捨判断についてである。
日曜・福島3Rと福島4R、私は最後の直線、テレビの前でずっと叫び続けていた。
3Rは馬連と3連複、4Rは単勝と馬連の的中が、もう目前だった。
3Rは4コーナーの時点で、田辺・西田・原の3頭が他を引き離していた。
「うわぁ、ついに来た」と、私の頭の中は最高潮に達していた。
田辺騎手が前に抜け出し、単勝の夢はついえそうな感じだったが、それでも馬連はもらったも同然、3連複もなんとかなると思った。
4Rは4コーナーの時点で、小林凌と小林脩の2頭が他を引き離していた。
そして、小林凌騎手のレイチェリーが抜け出しにかかった。
「うわぁ、ついに来た」と私の頭の中は最高潮に達していた。
小林脩騎手の馬は下がり出したものの、単勝だけは、単勝だけでも取れれば・・・という思いが身体中を駆け巡る。アドレナリンだか、なんか分からないけど、全てが結実するんだと思った。
ところが
最終的には徒労感だけが残った。
3Rは藤田騎手が2着、4Rは藤田騎手が1着となり、私の頭の中は収集がつかない。なんかどうすればいいのか分からない気持ちになった。
悪夢から4時間余りが過ぎ、今は「そもそも単勝1点勝負だったら、この興奮すら味わうことなく終わっていたのだから・・・」と思えるようにもなったが、もう本当にマンションの窓から踏み切ってジャンプ!でもしようかと思うほどの気持ちだった。
原因は、藤田騎手に対する私の判断基準である。
正直、藤田騎手の馬は全切りというのが、予想時点での私の判断基準である。
西田騎手、小林凌騎手を崇拝するのに、なぜ・・・と思うだろう。
このへんが時代の流れについていけない、融通の利かない歪んだ思考の私たる所以なのかなとも思う。
やはり、牧原騎手、細江騎手、田村騎手、西原騎手、押田騎手、板倉騎手と見てきた者としては、どうしても買うのを躊躇する。
それが私の心の中の現実である。
逆に上の6人の騎手を知らない、競馬歴の浅いファンのほうが、藤田騎手をどんどん狙っていけるのかなと思う。
でも実際に、生で手綱さばきを見れば、競馬を分かっている人なら競馬歴に関係なく、評価できるのかなとも思う。
僕は、パドックを見ても、手綱さばきを見ても、全然いい悪いの判断ができない。
正直、調教映像を見ても、馬の調子は判断できない。
せいぜい善し悪しを判断できるのは実際のレースの位置取りとコース取りかな。
福島3Rも4Rもハイペースになってしまい、藤田騎手の位置取りがよかったということなのだと思う。
でも、いかんせん、全切りということで頭が凝り固まってしまっているので、過去のレースで、よいポジション取りをしていても、もう評価対象外というのが、私の中での彼女に対する評価だった。
「それは間違っていますよ」というのを、強烈に教えられた1日だった。
思えば
競馬以外の場でも、気をつけないといけないと思う。
競馬をやっている性なのかどうかよく分からないが、私は早い段階で物事を決めつけてしまう傾向がある。
例えば今日中に終わらせないといけない仕事が発生した場合「○○さんには、この仕事は任せられない」という判断を下すことがある。
それが、過去の依頼時の結果に基づいてとか、今週中の期限なら任せられるけど、今日の期限では頼めない、という判断ならいいのだが、ただダメだからと決めつけてしまうのはよくないなと思う。
普段からメンバーの様子を見たり、お話をしたりして、各自のことをある程度把握しておくことが、仕事を特定の人に集中せず、うまく分担できるようにするための第一歩なのかなと思う。
息子についても同じだ。
うちの子は、お話しするときいつもニコニコしていて、きちんと私の目を見て話をしてくれるのだが、もしかしたら不満とか困ったことを抱えているかもしれないぞという意識は親として、持っていないといけないと思う。
うちの子は大丈夫という決めつけは、しないように心がけたい。
婚活パーティーでも同じだ。
どうしても年齢が若い子、見た感じがよい子が気になってしまうのだが、フリータイム前の1対1のお話しのときは、目の前の人に集中して、できるだけ多くの情報を交換したいものである。
席は離れていても、実は5番の人と10番の人は友人同士で参加していて、とかの情報を交換できていれば、気になっていた5番の女性とはフリータイムで話せなかったけど、10番の人と接点ができれば、次の展開があるかもしれない。
話を戻す。
私は藤田騎手とお話しする機会はないが、過去のレースや成績を見ることができる。
買う買わないはともかく、どのくらいの成績かは知っておくべきだろう。
少なくとも全部切るという選択はないなと思う。
よくよく考えてみれば、以前とはだいぶ状況が違い、減量2キロもあるのだ。
今週最大の反省点である。