だいぶ
前に、私の中の最強馬や私の会心の馬券を書いてほしいというコメントをいただいていた。
それと同時期に、他の方から単勝高配当ランキングを出してほしいというコメントもいただいていた。
以来、それぞれ1記事ずつ綴ってみようと思ったのだが、書きたいことはあるんだけど、詳しく綴ればすごい量になるし、あんまりざっくりだと薄っぺらいし・・・という感じでなかなか難しい。
だいぶ時間が経過してしまったので、ホントざっくりなのだけれど綴ってみたい。
まず
私の中の最強馬は、サニーブライアンである。
私が競馬を覚えたての頃、過去の日本ダービーを振り返っていて一番印象に残ったのが、メリーナイスの勝った年の2着馬・サニースワロー。
24頭立ての22番人気で6馬身離されての2着、というのが私の心を刺激した。
騎手は大西直宏騎手だった。
で、大西騎手ってどんな騎手なのだろうかと調べてみると、ちょっと地味目な感じ。
もっと活躍できる騎手なんじゃないかな、もどかしいなと思っていた頃・・・
1996年10月5日
東京競馬の芝1800メートルの新馬戦で、サニーブライアンは鮮やかな逃げ切りを決めた。
鞍上はあの大西騎手。
秋の東京の開幕週の新馬戦で強い勝ち方をしたので、これはいいところまで行くかなと期待していたのだが、その後もどかしいレースが続いた。
それでも、年明けのジュニアカップで2勝目をあげ、弥生賞3着で優先出走権を掴んだ。
しかし、その後あろうことか、皐月賞の前に若葉ステークスにも出走。
4着に敗れてしまい、皐月賞は人気がた落ちとなった。
しかも皐月賞は大外枠で、もうどうにもならないなと思ったが、ずっと気になっていた馬だったので、単勝を100円だったか200円だったか買い、あとブライアンタイム産駒5頭の馬連ボックス買いでレースを見守った。
正直、道中は記憶がないのだが、4角で先頭に立っていて、直線入り口で一気に差を広げたのが凄く印象に残っている。
末の切れはメジロブライトやランニングゲイルの方が上なのだが、直線入り口でつけた差があまりにも決定的だった。
最後止まるんじゃないかと心配だったが、どうにかこうにか凌いで、ゴールに飛び込んだ。
単勝5,180円も驚いたが、馬連51,790円もついたというのが今でも思い出。
ちょうど社会人デビューした年でもあり、自分で社会人祝いできたというのが凄く思い出に残っている。
大西騎手と安田富騎手、中尾銑治きゅう舎と大和田稔きゅう舎でのワンツー。
いい時代だったなと思う。いろんな意味で。
そして次のダービーも大外枠から、宣言通りの逃げで、また直線入り口でえげつないほどリードを広げてそのまま押し切る競馬。
これで単勝1,360円っていうのは、ほんと競馬の不思議なところ。
ただ、僕はこの単勝も100円か200円しか的中できていない。
なぜなら、サニーブライアンとシルクライトニングの馬連が大本線だったから。
馬券面では後悔いっぱいのレースでもある。
残念ながら、サニーブライアンにとってはこれが最後のレースとなってしまったのだが、25年近く経った今でも、私にとっての最強馬である。
次に
1999年9月12日、中山新馬戦のワカセイウン 150.3倍
2013年9月28日、中山未勝利のレッツサッチャー 153.2倍
あと8,000円~9,000円台で
2017年2月12日、京都1000万下のクリノリーソクツモ 91.4倍
2017年2月18日、京都新馬戦のアスターゴールド 84.1倍
というのが最上位というところか。
ワカセイウンは、単勝多点買いでゲットした。
印象に残っているのが、この時の清水成駿氏のレース回顧で「もう新馬戦は全く分かりませんね、入厩前の過程が全く分からないのでね」と言っていたことを思い出す。
昔は、入厩してからJRAの施設で仕上げていくのが基本だったのだが、今思えばこのころから外厩で仕上げて、JRAに入厩という流れが本格化してきたのかなと思う。
買った根拠としては、前走の新馬戦でレッツサッチャーよりも人気がなかった馬が未勝利を勝ち上がってこの馬も足りるんじゃないかという、今思えば訳の分からない理由で買ったのが経緯。
なかなかこのくらいの倍率だと、同じことをしようと思ってもなかなか再現するのは難しい。