自宅を
賭場にしない、という決意で過ごした週末だったが・・・
日曜の夕方、もう最悪な気分である。
このブログをよく読んでくださっているなら察しがつくと思うが、新潟11Rでマイネルウィルトスがぶっちぎり勝利を決めた。
この馬、前走で丹内騎手との相性のよさを重視して、見事的中した馬だった。
そして今日も・・・
競馬で的中に辿り着けないのも辛いことだが、目の前にあるチャンスを掴めないことは、それとは比較にならないほど辛いことを改めて思い知らされた。
土曜にも、取れたんじゃないか?とちょっと心に引っかかるレースがあったが、それはレース後だから言えることだと、自分をなんとか納得させようとしたが、これは無理だ。
だって、絶対取れた馬券だから。
自分の思いを貫けず、重い後悔がのしかかる。皐月賞デーの夜になることが確定した。
僕は
今回のブログで、300万の借金があっても、競馬が非日常の存在になっても、気持ちひとつ、考え方ひとつで、ちゃんと人生を続けることはできるはずだ。
という記事を書こうと思っていた。
それと同時に、私、3年前の皐月賞の日にも、今後の人生を模索するような記事を書いていて、結局あのときよりもひどくなってしまったなということを綴ろうと思っていた。
しかし、この土日のレース結果を振り返れば振り返るほど、借金の苦しさや仕事の苦しさに押しつぶされて、馬券勝負から逃げた自分を責めたくなるのだ。
もう、自分にとって何が正しいのか、どう生きていくべきなのか分からなくなってしまった。
マイネルウィルトスの馬券を決められれば、以前、グレースゼットの馬券を決めたときのように、スランプを自分の力で真っ向勝負で乗り越えることができる、ひとまわり強い人間になれたんじゃないか?
ギャンブル障害なら、とことん死ぬまで貫くのも一つの生き様。
そんな気すらするのだ。
奇しくも、グレースゼットもマイネルウィルトスも宮きゅう舎の馬。他にも、キットダイジョウブ、コパノリチャード、プティットクルール・・・
このきゅう舎の馬で何度元気をもらったことか。
今日この日、こんなチャンスが巡って来たのに、僕は競馬から目を背けてしまった。
運のなさと捉えるべきか、巡りあわせの悪さと捉えるべきか、でもやっぱりどう考えても自分の意志の弱さ、一貫性のなさが全てなのだろう。
そんなことを綴っているうちに、阪神12Rで柴山騎手のタイガーサイレンスが先頭でゴールを駆け抜けていった。
これも買えたんじゃないかと思う。ますます自分のことが嫌いになった。
もしかしたら、自分の意志を貫けずにあっちにフラフラ、こっちにフラフラとしている自分に対して、神様が天罰を下したのかなとすら思う。
この土日
自分なりに、自分を変えよう、きちんと生活をしようとチャレンジはしてみた。
息子と一緒に自転車の練習をしたり、少しでもポイントをゲットするために楽天カードの入会手続きをしたり、そしてガラケーをスマホに変える手続きをした。
僕はずっと頑なにガラケーを使い続けていて、もちろん今のガラケーに愛着もあったのだが、何か少しでも人生変わるかなと思って、今日スマホの申し込みが完了したところである。
20日の火曜日に届くので、大型連休もあるし、少しずつ使いこなせればと思っていただのだけれど、こんなことしたって、僕の心がフラフラしている限りは何も変わらないなと思った。
話が前後するが
私が先週、競馬を断ち切らないといけないとと思った理由は3つあって
・勝負をかけた馬券で、1勝17敗で回収率10%にも満たず、この金のない状況の中で3万円以上負けてしまったから。と同時に負けても負けても懲りない自分に腹が立ったから。
・せっかくの休みも、ズルズル競馬を見続けて1日が終わってしまうということを繰り返してしまい、本来息子のためにやらないといけないことが全然できていない状況をなんとかしないといけないと思ったから。特に自転車・・・
・4月から給与体系が変わり、本給が1万5千円以上下がってしまったことで苛立ってしまったから。一応調整手当はつくものの、何か自分のことを否定された気がして。それに全く仕事をしていない奴と同じ職位になってしまったことも苛立ちに拍車が。
ほんとに給与ダウンについては、頭が痛くて、もう本当にどうすればいいのかなと思う。
調整手当がつくので、とりあえずは現行の給料が維持できるのだが・・・
なんか会社から「お前の給料はこれだけなんだけど、お情けで調整手当つけといてやるよ」と言われたような気がするし、頑張って本給を上げたとしても、調整手当が下がるので、よっぽど頑張らないと実質昇給にはならないという現実もある。
40代のおっさんサラリーマンっていうのは、なかなか厳しいなと思う。
世のなかにも腹が立つことはたくさんある。コロナ禍に対して、少子化に対して、AIに対して、そして投資についての風潮や投資家に対して。
でも、とにかく今は自分の不甲斐なさ、一貫性の無さ、心の弱さに腹が立ってどうしようもないのだ。
それでも、また明日から仕事が待っている。結局競馬に立ち向かっても、競馬から逃げ出しても地獄の日々は続く。