競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

取り返しのつかないことをしてしまった

結局
3日間で80,500円負けてしまった。
それは覚悟できていたことなのだが、高熱と喉の痛みで床に伏せている間に、私にとって取り返しのつかないことが起きていた。
『西田調教師初勝利』
ここで決まるとは思っていなかった。
このレースは2頭の単勝で勝負していたので、そっちばかり気になっていて、JRAのホームページのレース結果を見て初めて知った次第である。
最初のうちは、あっここで来たかと思っただけだったが、時間がたつごとに、物凄い後悔が私の心に飛び込んできた。
物凄く自分の身体が火照ってくるのが分かった。
何してたんだよ自分は、という苛立ちも。
なにが、自分の手法だよ。
そんな、にわか作りの手法に固執して数万円をあっさり失ってさ。
厩舎コメントは読んだんだ。でも芝使うんだ、へぇって思っただけでそのまま流してしまった。
実はそこに西田調教師の相馬眼というか思いがあったことを全く汲み取れていなかった。自分は。
戸崎騎手を起用しているのは、昨晩の時点で確かに気になった。
でも全てを理解したのはレースが終わってから。
あぁ
本当に競馬人生で最悪の経験かも知れない。
だって来週挽回するとか、もうできないからさ!
どんなに金積んでも。どんなに喚いても。
もう死ぬまで引きずることになるんだろうなと思う。
昨年の暮れ
仕事が忙しくて辛くても競馬をやらずに耐えたのは、この初勝利の馬券を決めたいっていう思いがあったからじゃないのかい。
それが年が明けてから、心は少しずつ揺らぎだし、そんな思いも消えかけていた。
それでも、3月からはと思った。
でもそんな思いを抱いたのは、ひとレースだけ。
なんだろう、この我慢のできなさというか意志の弱さは。
思い入れが強かっただけに、不甲斐ない結果に苛立ったのは確かだ。
思い入れが強すぎたのかも知れない。
そして次の日から、試した買い方か思いがけずうまく行ってしまって。
でも結果的にそれが逆に致命傷につながってしまった。
今までは
西田騎手、西田調教師が心の支え、信じぬきたいっていう思いをきちんと体現できていた。
でも今日、全てがダメになった。
もう見ていられない。辛すぎる。
これから70歳まで西田厩舎とともに競馬を楽しみたいっていう夢も吹っ飛んだ。
だって、最初の1ページ目がないんだよ。
過去の自分に申し訳ないよ。
そして、そんな夢を見ることができなくなった未来の自分にも申し訳がたたない。
3週間も待てない、12戦も待てない。
いつから、こんな根性なしの自分になってしまったのかな。
やっぱり借金が心を乱すのかな。幸せを遠ざけちゃうのかな。余裕を失っちゃうのかな。
こんな自分に競馬をやる資格はないとつくづく思ったよ。
でも、競馬がない人生なんてやっぱり考えられなくて。
なんて矛盾に満ちた自分。