競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代父親のブログです。

競馬歴30年で一二を争うくらい幸せな日曜の夜

ようやく

夢見ていたことが現実になった。

土日で7発の的中。配当的にも内容的にも、本当に大満足な結果となった。

勝つ馬を予想することに限界を感じ、買いたい馬や勝ってほしい馬を買うという選択が、いい方に出た。

買った馬の多くが積極先行してくれて、ゴールまで頑張ってくれた。

西田騎手が直線競馬で今年のJRA初勝利を決めてくれた。

netkeibaのコンピレーション号の掲示板を見ると、西田騎手を賞賛するコメントが並んでいて、読んでいるうちに涙が出そうになってしまった。

大外枠という願ってもない条件ではあったが、仕掛けのタイミングやコース取りが完璧すぎて、さすがとしか言いようがない騎乗だった。

そして横山武、松若、菱田、藤井、田中勝、城戸・・・の各騎手が先頭でゴールを駆け抜けてくれた。

今まで大きな一発が決まって、大勝利ということはあったが、こんなにたくさん当たっての大勝利はめったになくて。

最後のレースまで満喫できた。幸せだった。

実は

この土日を迎えるまでの週中に、私は川崎競馬の泥沼にはまってしまっていた。

11日(月)99,000円負け、12日(火)28,000円負け、13日(水)10,000円負け、15日(金)10,000円負け。

20レースで負け額計147,000円もひどいが、もっとショックだったのが、私の行動である。

月曜日は午前中で仕事が終わり、家に帰ったのだが、やるつもりのなかった川崎競馬を無性にやりたくなってしまい、手が勝手に動いて、あっと言う間に第1レースに10,000円投票完了である。

浦和競馬場の現金投票だけ・・・とつい先日書いたばっかりなのに。

その後は言わずもがな、ひたすら最終レースまで賭け続けてしまった。

もうやらないと誓った火曜日も、何としてでもやらないと固く誓った水曜日も家に帰った瞬間に、そんな誓いはあっさり吹き飛ばされてしまって・・・

そして数時間後に、猛烈な後悔が襲ってくるのである。

レースが終わった直後はまだいいのだが、布団に入ると、なぜこんなことをやってしまったのだろうかという気持ちがどんどん大きくなって、たまらない気持ちになってしまう。

そして後悔が最大になるのは、翌朝起きる直前の時間である。これから仕事に行かなければいけないのに前日の悪夢がよみがえってきて。

地獄だった。自分がギャンブル障害、それも重度であることを思い知らされた瞬間でもあった。

あと勝負した馬券についても、的中を目指すあまり「来るんじゃないかな、来てほしいな」という馬がいても、まずは目先の的中ということを考えてしまい、手堅いと思われた馬へ行ってしまった。

でもそんなときに限って、手堅いと思った馬はまったく流れに乗れず、前にも行けず。

その遥か彼方前を「来るんじゃないかな、来てほしいな」という馬が、悠々と先頭でゴールを駆け抜けていくシーンを何度も見つめることとなった。

苦しかった、そして惨めだった。

そんな思いをして

迎えた金曜日の夜だったが、厳しい仕事をどうにか終わらせてきた自分にとって、競馬を休むという選択肢はなかった。

というか、食後に少し時間ができただけで、川崎競馬の最終レースにまた10,000円入れてしまった。波乱を願って水野翔騎手の馬の単勝馬連で10点流したが、私をあざ笑うかのような順当決着に終わった。

なので土日の中央競馬に向けて、私ができることは、いつものスタイルの単勝勝負で、とにかく人気の有無に関係なく買いたい馬や勝ってほしい馬を買うことのみだった。

ただやっぱり「もう負けられない」という不安が強くて、金曜の帰り道、最寄りの駅で本当に久しぶりに優馬を買った。あの青色の新聞を手に取ると、清水成駿氏や石井進吾氏が予想を載せていたころの、まだ人生に何の不安もなく予想に集中できていたころの伸び伸びした感覚が思い出せるような気がして。

まず、直線競馬では西田騎手を絶対買おうと思った。その瞬間に馬柱に書かれている数字にがんじがらめにされていた自分の気持ちが、スッと解き放たれた感触があった。

そのあとは、気になった馬を吟味して、なぜか買いたい気持ちが芽生える馬だったり、関係者(騎手・きゅう舎・馬主・生産者)を見て、勝った時の記憶のほうが負けた時の記憶より強く残っている馬を選んだ。

確率の高さだけに頼って買いたくもない馬を買って敗れるという思いだけはしたくなかった。

その結果、運もあったが、とにかく成果が出てくれた。これでひとまず借金のことも忘れて、課題山積みの仕事に集中することができるし、心に有効期限5日間の強いギプスを巻いてもらったような感じである。

これでしっかり仕事でも結果を出せれば、自信も取り戻せるし、仕事と競馬の相乗効果で、いい方向に向かっていけそうである。

今宵ばかりは、美味しいものを食べて、家族3人で日曜の夜を満喫できた。

アサヒスーパードライが沁みた。寿司も美味かった。

今日は布団に入っても、嬉しい気分で寝れそうだ。

今週一番うれしかったのは、東京のサトノファビュラス。

前走14着からの一変を信じて勝負した自分を認めたいし、4角のあの手ごたえと、ゴール後の喜びを隠せない田中勝春騎手を見ると、競馬を続けてよかったと思うのだ。

これで宗像調教師はJRA通算600勝。重賞20勝のうち半分の10勝は田中勝春騎手の手綱である。

シンコウカリドバランスオブゲームウイングレット、アブソリュート

他にもタブレットピーシーでの活躍もあった。薗部オーナーの勝負服で先頭でゴールするシーンをまた見たい。

そして私にとっては来週の36レースが、夏競馬に向けての試金石になる。