競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

2024.3.10(日)本日の狙い馬(確定版)

今日は武士沢騎手の最終騎乗日。

競馬を引退するいいタイミングなのかなというのは少しだけ頭の中にある。

ここ数カ月で、柴山騎手、川島騎手、秋山真騎手が引退。

競馬をやめないといけないなと思う時、どうしても脳裏をよぎったのがこの3人の騎手と武士沢騎手の存在だった。

少し前を辿ると、西田騎手なんかも含まれるんだけど、やっぱり超大穴を取ってみたいなという思いが消えなくて。

でもさ。

そんなこと思っていても、いざ超大穴の馬に乗っていても肝心なところでそういう馬券が買えない。

もう気持ちが負けてしまっているんだよ。借金の重圧に。

負けることが怖くなってしまった時点でギャンブラーとしては終わりなんだよな。

目線が勝利の方を向いていないんだよ、敗北の方をガン見しちゃっているんだよな。

気づいたよ。

スタートするとき、以前だったら前に行く馬はどれだ?と前方を注目していたのに、今は後方を注目して自分の買った馬は出遅れていないか?と確認するのが日常だ。

土曜・中京12Rもそうだ。

なんか外枠で出遅れている馬がいるな、あっ、ウィズダムハートだよ。

もう悔しいとかしまったという気持ちは湧いてこなくて、やっぱりか、またか。

そんな思いしか出てこない。

これがつかの間の休日に湧き上がる感情かよ。もう消えたくなるな。

もし両親が死んでいて、独身だったら自殺レベルだな。

自殺を踏みとどまれるのは、息子の将来にキズをつけたくない、その思いしかない。

もし、なんかいいタイミングで死ねるのなら、死にたいわ。

そうすればもう競馬で負けなくていいじゃん。最高じゃないか。

俺も嬉しいし、家族に家だけは残せる。借金も退職金でなんとかなるだろう。

正直、隣の部屋から聞こえる妻と息子の歌声もウザかったりする。

いろんな意味で最悪だ。

さて置き、人の心というのは複雑である。

今日で武士沢騎手が引退ということなら、中山は全部武士沢騎手の馬で勝負すればいいのに、と自分でも思う。

ただ、ここが自分のねじ曲がった心というか、ピュアとは真反対なダーディー極まりないネガティブな自分がいる。

僕は正直言ってスポットライトが当たっている場所が嫌いだ。

場所だけでない。スポットライトが当たっている人間も嫌いだ。

よく電車の中の動画広告で、さもすべてを知り尽くしたような顔で語っている奴がいる。

クソ野郎と内心思う。こういう奴が不相応にいい思いしているから世の中がおかしくなるんだよと思う。

でもね。

その思いの源泉は、自分がそうなりたかったのにという怨嗟。

他人を上回る度胸もないのに、他人を上回る情報も持っていないのに、勝ちたいという気持ちだけは人一倍。

自分でもクズ人間だというのは分かっている。ブログを再開してもコメント欄を開けないというのが、自分を信頼できていない何よりの証拠だ。

情けない。もどかしい。

とは言え、人間ってそんな急に変われないから。

となると自分を貫くとかなんとか言っちゃって、どうにか神風が吹いてくれないかと密かに願う自分だ。

で、武士沢騎手の6鞍に話を戻す。

いろいろ迷って、あくまでも客観的な評価で1頭だけ買うことにした。

買わなかった馬で、もし勝ってしまったら・・・考えるだけでも恐ろしい。

今までも、気になったけど買わずに勝たれてしまって、何度も嫌な思いをしたのに、それでも懲りずに同じことを繰り返す自分ってどうなのかなと思う。

でもやっぱり引退という理由だけで、3頭も4頭も買うのは正しくない。

本当に今日だけで3勝くらいすると判断したんだったらそれでもいいけど・・・

1頭につき単勝2,000円。

中山

2R フォートボヤール 北村宏

5R スカイライト 永野

8R イデアユウシン 岩田康

9R ピンクジン 武士沢

11R メイショウヨゾラ 石橋

阪神

2R ドンアポロン 橋木

4R エスカルチャ 菱田

7R ロードフォアエース 坂井 510

9R アルナージェイン ムルザバエフ

10R オブジェダート 菱田

中京

1R パナマテソーロ 原

3R リュサントノレ 角田和

6R ムガ 菅原明

8R エゾダイモン ルメール 170

12R アファン 小沢

勝てなかった。

今日もひどい出遅れがあった。もはや運が悪いというレベルではない。

阪神9R・アルナージェインのことを言っている。

なんで出遅れガチャだけは、ものすごいレア物を引くことができてしまうのだろうか。

で、次のレースで何事もなかったかのように勝つムルザバエフ騎手。

むかつくなあ。

阪神2R・ドンアポロンにも一言いいたい。

減量騎手で休み明け2戦目。絶好の狙いかと思ったが、とんだバッタもんを仕入れてしまった。

馬(きゅう舎の仕上げ)が悪いのか、騎手が悪いのかは分からないのだけれど、この馬が掲示板にも入らないとなると、お手上げだ。

中京のムガとラファンは買った側の自己責任と認めざるを得ない。

エゾダイモンはルメール騎手&勝ち鞍のある中京で2勝目。

とは言っても、条件がバッチリ揃って辛勝というのは物足りない。

もっと大きいところでやれると思っているのだが。

中山は8R・イデアユウシンが惜しかった。

岩田康騎手は上手く乗ったと思う。

実家で読んだ勝馬では、調教欄の矢印が斜め下向きになっていたけど、浦和での3連勝は中央1勝クラスでも通用するという私の見立ては間違っていなかったようだ。

ただ難しいのは次走どう評価するかという話。

あとお手上げだったのは、中山2Rで勝利した、グランルチャドール

おい、これで単勝2番人気・370円だと。

もう何か仕込まれていましたか?というくらいの近走にそぐわない人気。

で、6馬身ぶっちぎり。

武士沢騎手の単勝を買うかどうかウンウン唸っていたのがバカバカしくなるような結果だった。

本当であれば馬券戦略においては、こういう馬や陣営を味方につけるのが得策だとは思うのだが、上原佑きゅう舎は、昨日のウィズダムハートの件があるだけに、まったくクソ野郎という感想しか湧いてこないのである。

浦和にもヘデラという馬がいるんだけど、これも相当クロイなと思った。

まぁこういうこともひっくるめて、競馬であり馬券なんだけど。

近走成績なんて、便所の落書きくらいに思ったほうがいいんだなと感じたレースだった。

最後に武士沢騎手について。

今週11鞍で馬券圏内なし。ある意味想定どおりの結果だった。

自分が乗るのが最後だからと言って無理な仕掛けはせず、あくまでも次走以降のことを優先した騎乗。

それで十分。

唯一買ったピンクジン。一瞬でも勝つかもというシーンを作ってくれたことに感謝。

日曜12Rの実況にもあったとおり、無事に最終騎乗を終えたという事実。

それが何よりなのかなと思う。

もっと武士沢騎手の馬券を取りたかった。もっと熱い気持ちになりたかった。

でも過去には戻れないし、もうこれが最後。あきらめるしかない。

本当にありがとうございました。お疲れ様でした。それだけ。

ただ、これが終わりなのではなく、また新たなステージに進むということなんだよな。

騎手は引退しても、騎手をやっていたという経験は貴重な財産なわけで。

競馬学校の教官なんて、誰でもできるわけではない。

あなたの導きによってチャンスを掴める若者がいるはずだし、あなたの経験から発せられる言葉にはチャンスを掴めずに苦しんでいる若者を救う力があると信じたい。

そして自分だ。

まずは、金曜日の記事で書いたことを実行しないといけないな。悔しいけど。