競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

好奇心100%の競馬です

競馬をやめて2ヶ月。

まだ頭の中は競馬に対する好奇心でいっぱいだ。

いろいろやめる理由を洗い出しても、30年近くやっていたことをスパッとやめられるほど、できた人間ではない。

まず、スパっという言葉が浮かぶと同時に「SPAT」が浮かぶのだから重症だ。

重症と打ち込んだ途端に「重賞」が浮かぶわけだから、競馬をやめるというのは、今の自分にとっては、相当キツい課題なんだなと思う。

タイトルを読んで、アキラ100%を思い浮かべた人と柳葉敏郎賀来千香子を思い浮かべた人の割合はどちらが多いのだろうか。

 

それでも2ヶ月手を出していない理由は何なのだろうか。

まず昨日のブログにも書いたとおり、自分の限界を感じることができたためだろう。

確かに、思えばほんとうにいろんな視点からチャレンジしてみた。

うまくいった週もあった。

ついに勝てる方法を見つけたと確信したこともあった。

しかし最後は地獄を見ることになった。

小さく勝って大きく負ける。

 

同じ方法で勝ち続けることはできない。

オッズに頼るのも悪くない。しかし度が過ぎればオッズの奴隷となる。

オッズを無視するのもいいだろう。しかし同じ土俵に立つ相手の動きを見ずに勝てるのだろうか。

ダート1000mは先手必勝だ。

と思えば、画面の外から追い込み馬の強襲だ。

そんなことの繰り返しに疲れ果てたのかもしれない。

ようやく心が大人になったのかもしれない。

 

もう競馬においては、一生分の勝負を済ませたと思うようにしている。

そう思うと、電車の中で競馬新聞を見ている人を見ても、なんとか自分の心に波風を立てずに過ごすことができる。

そして昨年末に願った、日曜の夜に穏やかな気持ちで食事をとることができている。

月曜の朝もつらいけど、理不尽な絶望は感じずに済んでいる。

とにかく、昨年末の自分が立てた決意を簡単には裏切りたくないという一心だ。