競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

競馬をやめて3ヶ月

昨年の暮れに決意して3ヶ月。

まだ競馬をやめ続けている。

いままで何度か競馬をやめようとしたことがあるが、これだけスパッとやめ続けているのは初めてだ。

仮に1ヶ月くらい続いても、その裏ではパチンコにのめりこんでいたりしていたのだが、パチンコや宝くじも今年は全くやっていない。

3ヶ月やめればギャンブルに染まった心の汚れも多少は取れたかもしれない。

少なくとも世間一般の視点から見た「異常」な出費状態からは脱したといえるだろう。

しかし

お金は全然貯まらないし、やはり心のどこかで競馬のことは気になっている。

競馬はやっていないが、頭の中から抜けてはいない。

頭の中は、いつでも再開可能な状態でスタンバイされている感じだ。

それはそうだろう。30年近くやっていたことを完全にやめるには多分30年近くかかると思う。

なので競馬をやめて負けなくなっても幸せがやってくるわけではないのである。

寄り付いていた不幸が、とりあえず遠くに行ってくれただけなのである。

日曜の夜は、おだやかな気持ちで食事ができるようになった。

とはいえ、とても幸せな気分というわけではない。

月曜の朝は、強烈な後悔に襲われることはなくなった。

とはいえ、競馬をやっていたころの気持ちのメリハリはない。

やっぱり競馬は心の支えでもあったのかなと思う。

何度もいうが、競馬は楽しい。

心が沈んだり、澱んだりしても競馬はそんな気持ちを吹き飛ばしてくれる。

けれど、自分をコントロールできない状況で競馬はできない。

もし

自分と同じような立ち位置の人を見つけたら、僕は競馬をやめることを勧める。

新年度を迎える今は、自分を正しい方向にコントロールするチャンスでもある。

①.グリーンチャンネルを解約し

②.JRA-VANを解約し

③.インターネットのお気に入りから競馬関連のページを削除し

④.出馬表を見ず

⑤.何か予定を入れる

のが私の競馬中止法である。

苦しいけど、もう少し頑張ってみる。

最後に

私は、競馬をやりたくなったとき、こう考えるようにしている

①.もう自分は一生分競馬を楽しんだ

②.そして一生かけて負ける金額を既に超えてしまった

③.だから仮に電車内で競馬に向かう人を見かけても自分とは立場が違うと割り切る

④.競馬で得た経験や失敗を、何か仕事で役立てることはできないか考える

例えば、大金をぶち込む心理や、穴馬券を取った時の心理を知っていることで、物を売るときの参考にならないか?

競馬予想で考えた自分なりの切り口(予想方法)で自分たちの業務を見直すことはできないか?

馬券を通じて、予想どおりに物事は進まないことを、身に染みて感じているわけだから、普段の仕事だって上手く進まなくて当たり前と割り切ることはできないか?

逆にうまくいくときは全てうまくいく経験もしているはずだから、仕事が好調の波にのったときに、失敗を恐れず更なるチャレンジに踏み出せるのではないか?

⑤.競馬で儲ける努力を仕事に転換できれば、結果として収入は増えると考える

競馬で学んだことは決して無駄にしないというのが、自分の心を立て直す最善の方法だと思う。