競馬を続けた先にある世界

ギャンブル障害を抱えながら、それでも競馬で勝ちたい思いを捨てられない40代おっさんのブログです。

浦和競馬で5万円やられる

今年初めて

浦和競馬場に行ってきた。

楽しい思い出を書き綴りたいという気持ちで、会社を出て、競馬場に向かったものの、後半5R勝負して、的中なしという結果に終わってしまった。

そのうえ、パチンコ場に足を踏み入れ、さらに15,000円失ってしまった。

わずか4時間くらいで65,000円もやらかしてしまった。

もう、紙くず以下の人間に成り下がってしまった。

年末に、大井でやられ

晦日に、高知でやられ

正月に、川崎でやられ

新年に、JRAでやられ

完全にノックアウト状態なのだが

実は、とどめを刺されたのが

先日のシンザン記念のプリンスリターンの敗戦である。

なんでしょうね・・・

重賞で経験が皆無に等しい京都コースで、あれだけ、スタートをバッチリ決めて、無理せずに2番手につけて、直線で先頭に立って・・・

原田騎手も、僕も、厚い壁を突き破って、今まで見たことのない景色が見えたと思ったときに、内から・・・

あぁこれ以上書きたくない、もう悪夢すぎる。

えっ、これで勝てない?

原田騎手は完璧な騎乗、たぶんデビュー以来の最高の騎乗。

僕も馬の能力を信じ、騎手の腕を信じ、ギリギリのところを狙った最高の単勝

それでも、ルメール、藤沢和きゅう舎、キャロットファームノーザンファームという日本競馬界最強のカルテットに勝つことはできなかった。

仮に5馬身差の2着とかだったら、相手が強かった。仕方ない。となるが、着差が着差なだけに、もう気持ちの整理がつかない。

たぶん原田騎手も、今、相当、精神的につらいと思う。

プロの騎手とギャンブル障害の1人のおっさんを並列で語るのは、原田騎手に対して失礼だと思うのだが、ここは踏ん張りどころだ。

苦しい。本当に苦しい。

では、一番必要なものはなにか。

そう、次の1勝である。

結局、競馬での負けを埋めてくれるものは、ただひとつ。

競馬での勝利である。

正直、自分はこんな辛い思いをしてまで、何をやっているのだろうかと思う。

でも、なんでもそう。

もし会社で何か失敗したら、会社で頑張るしかない。

休みの日に家族サービスできなかったな、と思ったら、次の休みの日に挽回するしかないのだ。

やっぱり

今日の浦和競馬は私にとって魔界だった。

今日は、単勝100円戻しのレースもあれば、2万円台のレースもあった。

並の勝負勘や中途半端な度胸で立ち向かったら、ケツの毛まで抜かれて競馬場の門を出ることになると改めて思い知らされた。

ここ数回の参戦では、競馬場からの帰り道、日の出通りの夕日を見て、明日への希望というか意欲がわいてきたのだが、今日は空を見上げる元気も奪われた感じだ。

ただ、ひとつだけ勝ち取ったものがある。

魔物からの呪縛から解き放たれたことだ。