ついに
私のカードローン残高は300万円に達してしまった。
そして、土日的中ゼロ。
この絶対負けられないタイミングで、この有様だ。
なんか、2万多くない?と思う方もいるだろう。
あまりの苦しさに、最後のチャンスとなった札幌12Rに追加投入してしまった。
あれほど、やらないように気をつけていた最終ドカンである。
馬連で勝負したのだが、前が遠い3着だった。
もう、終わりだね。
言いたいことは
いろいろある。1番枠で散歩を決め込んだ、あの騎手と調教師はなんなんだろうと思うし、それに対して制裁一つ科すことのないJRAに本当に腹が立つ。
とはいえ、結局は自己責任。いやならやるなと言われたらそれまでである。
なので、気持ち的にも、そして何よりもう金銭的に限界で、昼休みにPATサービスセンターに利用停止の旨を伝えた。
くわしくは別記事でまとめたいと思うが、JRAから数日後に届くであろう書類に必要事項を記入して投函すれば、強制的に馬券を買えなくなる日がやってくる。
まぁ、競馬場での馬券発売が再開されれば馬券を買えてしまうのだが、それでも今の自分にとっては1ヶ月でも、数ヶ月でも断ち切ることが必要である。
ただ、もう中山競馬場に行っても、下辰そばを食べる楽しみもなくなってしまったし、クリスタルコーナーもないとなれば、未練もそれほどない。
新しくなった東京競馬場は、もう僕にとっては競馬場とは思えないし。
唯一の心残りは、直線競馬で西田騎手の単勝馬券を決められなかったことだが、もうそんなことも言ってられなくなった。
これも自分が蒔いた種である。
まだ
書類を投函したわけではないのだが、この気持ちを表現するとしたら「運転免許返上に近い感覚」なのかなと思う。
まだ運転することは不可能ではないのだけれど、ちょっと判断力が鈍ってきたり、こすってしまったというような危険な兆候が出てきて、ここで止めておかないと、本当に取り返しのつかないことになりますよ。という状況である。
まぁ私の場合、こすってしまったどころではないのだが。
あと、もしかしたら西田騎手が、かつて騎手免許を返上したときも、こんな気持ちだったのかなと思う。
不本意ながら、返上せざるを得ない状況に追い込まれたとき、どんなに苦しい夜を過ごしたことか。どんなに不安だったことか。
実は
もう1週早く、競馬をやめなければいけなかったのだが、なんかきちんと心の整理をつけないまま、日にちが進んでしまい、今回の痛恨の事態を招くことになってしまった。
そして、45歳と半年になろうとしているのに、今になって事の重大さに気付いた次第。
情けない話である。
とはいえ、やってしまったことはもうどうにもならない。
今朝のNHK総合のおはよう日本で、パラリンピック精神に関するニュースをやっていたのだが、ルートヴィヒ・グットマンの言葉が、心を後押しした。
「失ったものを数えるな、あるものを最大限に生かせ」
ただ、それだけ。