競馬をやめた先にある世界

やめた先に待っていたのは、やはり競馬でした。一度ハマったらどうなるのかを綴っていきます。

なんとか一発決まった

なかなか

思い通りには行かないと痛感しつつ、凌ぎきれた日曜競馬。

的中3つだったが、やっぱり今日は、中京7Rのヴェルザスカ・松若騎手だろう。

前記事を見ていただくと分かるとおり、中京は5レース中4レースで松若騎手勝負。結果的にハマった。

しかし、よく岩田康騎手とのたたき合いを制したと思う。

もうダメだと思ったところからの差し返しだっただけに、思わず声が出てしまった。

今日は、11Rも含め岩田康騎手と松若騎手のバトルが見ていて凄かったのは気のせいか。

あと負けたけど、僕が一番興奮したのが新潟大賞典

道中の仕掛けだったり、4角のコース取りだったり、果たしてこれがよい乗り方なのか否かは素人の自分では分からないのだが、直線の間ずっと

「秋山、秋山、秋山!」

って叫び続けた。ハズレたんだけど、最後の600メートルは本当に楽しい時間だった。

土日トータルの勝利が決まってから、最終レースまでの時間と言うのは、本当にいつまでも終わってほしくないと心底思うひとときである。

土曜で今年の初勝利を決めて目覚めた感じの秋山真騎手。やっぱり自信を取り戻したのか、見せ場たっぷりのレースを見せてくれた。

堀きゅう舎からの依頼ということで力が入るレースでもあっただろう。一筋縄ではいかない騎手というのも重々承知なのだが、やはりローカルでは目を離せない騎手だ。

あと

1番人気だったが、東京4Rのレイモミ・ルメール騎手の的中も気持ち的には大きかった。

振り返れば土曜の夕方、大きく負けてしまって自己嫌悪の鬱な気分の中で、家事をやらないといけない、息子の寝かしつけもやらないといけない。

もうこれ以上負けたらどうなってしまうのだろうかと思いつつ、それでも日曜の予想をしないといけない。

結婚だって、子供を育てることだって、競馬を続けることだって、全て自分が選んだこと。

それでも、やっぱり苦しいと思うこともある。

でも「じゃあ、やめれば」と言われると、俺のいったい何が分かるんだ?と思う。

確かに、競馬はやめるというか逃げ出すことは可能だ。違う苦しみが待っているけど。

でも、普段の生活とか子育てが苦しいからと言って、やめて逃げ出すわけにはいかない。

苦しいな、つらいなとは思いつつ、小学生は重いランドセルを背負って学校に通い、中学生・高校生は部活と受験勉強を両立する。

暑い日も、寒い日も。晴れの日も、雨の日も。

大人になったら仕事に励み、その一方で何をするにも税金、税金。そのうえ健康保険に厚生年金の納付。40過ぎたら介護保険

そして今は「3密です」「勝負です」「瀬戸際です」「我慢してください」ばっかり。

にもかかわらず、オリンピックはやる、定額給付金は1回ポッキリという矛盾に満ちた世の中。

それでも、みんな耐えている、頑張っている。今の生活をやめずに頑張っている。

不安だらけだけど、不満だらけだけど、やめたら終わりだし、続けていればいつかいい日がくると信じて。

そんな

ネガティブな気持ちに満ち溢れた中で、日曜も1個、また1個とハズレ馬券を積み重ねる中、レイモミのルメール騎手は、他の騎手が4角で仕掛けてるのにジッとしていた。

もう諦めちゃったのかな、と思っていたのだが、坂を上がってからジリジリと末脚を伸ばし、最後の最後でキッチリ前を捕らえた。

他の騎手がガシガシ動いている中、周りにつられず自分が正しいと思った仕掛けのタイミングを信じて乗っていたのかな。

流石だなと思った。やっぱりすごいなと思った。

そして290円の単払いだったけど、とても心強かった。やっぱり午前中全敗と1つでも的中するのは全然違うから。

借金してまで

競馬するのは間違っている。それは認める。

それでも、競馬で頑張り抜いて結果が出れば自信になって、仕事でも、日常の生活でも、家族に対しても、もっとポジティブな気持ちを向けることができるのも事実だ。

職場の難しい人間関係、時限と精度の双方を求められる仕事、コロナ禍、未来ある息子と家を守ってくれている妻へのサポート・・・

競馬があったからこそ、ここまで46年逃げずに頑張ってこれたと言う側面もある。

実際は今からちょうど11年前、全ての事から逃げ出してしまったことがあったんだけど。

借金を300万作ってしまったとしても、それでも続けてよかったと思えるような勝負をしたい。年収を上げる原動力にできればと思う。

競馬には、ひとの力を大きく動かすエネルギーがある。いい方にも悪い方にも。