7週ぶりの
勝負は、残念ながら的中に至らなかった。単複勝負したものの、僅かに及ばずの4着。
競馬の厳しさ、ギャンブルの厳しさ、生きていくことの厳しさを、改めて思い知らされる1戦となった。
ただ、冷めた言い方をすれば、単勝も買っているのに、テレビの前で3着争いでワーワーギャーギャー言っている時点で勝ち組には程遠いということだ。
着差としては惜敗でも、馬券としては完敗。これが現実。
とはいえ
夢を見ることができた幸せな55秒だった。
少なくとも無心というか、レースにただただ集中できた。
ゲートが集中していなかったかな。ちょっとイマイチ。
それでも、何といえばいいのか、この55秒の間にいろんな判断というか技を見せてもらったような気がする。
位置を下げるのは分かっていたことだし(とはいえ下げ過ぎとは思ったが)、外ラチ沿いに誘導するのも、西田騎手の上等ならぬ常套手段。
ただ、その後が・・・前が空かなかったなぁ、画面で素人が見ていても分かる。めちゃくちゃ行き場に困っている感が伝わって来た。
それでもそれでも、最後の百メートルは、まさに私が願っていた末脚一閃。
必ず最後の1ハロンは前が止まると、西田騎手は語っているが、それを体現した騎乗。
本当に鋭い脚を使ってくれた。
しかしそれでも、やっぱりというか、結果は4着。
過去2走4着だし、人気も4番人気。世間的にはこれを順当と言うのだろう。
とはいえ
できることなら、順当よりももうひとつの上の結果を見たかった。この壁を超えた先に何が見えるのかますます知りたくなった。
それでも、スターライトキスは頑張ってくれたし、西田騎手の渾身の騎乗を見れたのは嬉しい。
そして、調教師試験の結果はどうだったのだろうか。もしひとつめの壁を超えていれば嬉しいのだけれど。
私としては、今日は壁を超えることはできなかったが、ぶれずに自分の思いを貫き通して、馬券という形で表現できたことは事実。
結果は出なくても、それは人間として嬉しいことだし、いつかその夢は結実すると信じたい。